1年の無病息災を祈るために食べるのが春の七草なのに対し、旧暦の七夕にお供えする秋の七草は主に、その姿をみて趣を楽しむ観賞用のものとされています。しかし実は様々な健康効果が期待できるのです。

例えば桔梗はせき、たんに効きます。

葛も血行促進や発汗・解熱作用がある。みなさん御存知の葛根湯の成分として風邪引きに用いられています。葛には母性ホルモンと似た働きをする成分(イソフラボン)が含まれており、更年期症状にも有効と考えられています。

他にもススキの根には解熱や利尿作用があり、萩は女性のめまい・のぼせにも役立ちます。

秋の体の不調を癒やしてくれる秋の七草。

改めて自然の力を感じます。

 

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