最近、新型コロナ感染症に関する生命保険の問題がクローズアップされている。

一つはスマホ決済PayPayで申し込まれた「コロナお見舞金」の販売停止。

ふたつ目は日本生命が入院給付金の上限を10万円引き下げた。

どちらも素早く手厚い保障で人気の商品だった。だが前者は患者の急増で保険として成り立たなくなった。

後者はより深刻で不正請求が横行したためである。病院に入れず自宅療養になった人にも給付するサービスが悪用された。

さて日本に保険制度を紹介したのは福沢諭吉。仕組みを「西洋旅案内」(1867年)に記しているが「一人の災難を大勢に分(わか)ち、わずかの金を棄(す)て、大難をのがるる」と仕組みを解説している。

一部の人の悪用のために多くの善良な市民に被害が及んではならない。

(追伸)

久しぶりにK君の写真です。

沖縄は慶良間諸島・ケラマブルーの海の紹介です。

ここは沖縄戦の戦場ともなって、多くの犠牲者が出たことでもよく知られています。

 

 

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