「腔」は、うつろ・中空という意味で「からっぽ、がらんどう」を表わす漢字である。

クラゲやイソギンチャクのように内臓部分が、がらんどうに見える生物を腔腸動物(こうちょう)と呼ぶ。

しかし「腔」を本来の「コウ」と呼ばずに現実、特に医学界では「クウ」と呼んでいる。

口から吸った空気が取りこまれる部分は口腔(コウクウ)、胸を中心とする呼吸器官を胸腔(キョウクウ)、腹は(かつて中空と考えられていたので)腹腔(フククウ)、鼻の奥は鼻腔(ビクウ)と。

何故こんな間違いが起こったのか?

それは「腔」という漢字の右半分が「空」であり、その音読みの「クウ」に引きずられてしまって医学界では定着してしまったのです。

 

気圧、気温、湿度など気象の変化によって生じる不調の総称を「気象病」と呼ぶ。

大きく分けて症状は2つ。

ひとつはめまいや肩こり、イライラなどの不定愁訴です。

もうひとつは頭痛や関節痛など、もともと持っている病気の痛みが悪化するもので「天気痛」と名付ける人も居ます。

何故起こるのか?それは気圧の変化は耳の奥の内耳で感じるのだが気圧の変化そのものが体にストレスを与えるからである。すると脳が自律神経にストレス対応の指令を送ります。上手に対応できる人は問題ないものの自律神経が失調していたりストレス対応がうまくできなかったりすると不定愁訴や天気痛が生じるのです。

今年のように気温が急激に変化すると体がうまく対応できません。高い湿度も熱が体内にこもりやすく、これも不調の原因になります。

治療は自律神経の乱れを抑えるように規則正しい食生活、睡眠が基本ですが、あとは抗めまい薬や漢方薬(五苓散、抑肝散・・・)等も有効な場合があります。

主治医に早めに相談して下さい。

 

2012年、秋田県知事から東日本大震災へのロシアの支援に対する御礼として、プーチン大統領への秋田犬「ゆめ」の寄贈でロシアでの秋田犬人気が高まった。

その後、安倍首相のロシア訪問時にも公邸で元気な、ゆめが公開されている。

また2016年、秋田県を訪れた米国ケネディ駐日大使が秋田犬の子犬を気に入り、「ふじ子」が送られた。

2018年5月にはフィギュアスケートの金メダリスト、ロシアのサギトワ選手に「マサル」が送られたのも有名で、「ゆめ」と「マサル」は日露友好のシンボルとなっている。

秋田犬は大型犬特有のりりしい姿と無駄な争いを好まない穏やかな性格といった魅力が好まれ、忠犬ハチ公の映画化等によって海外での人気は飛躍的に高まっている。

しかし過去の歴史をひもとくと、昭和19年、戦争のために数十万頭殺された。このままでは秋田犬が全滅するとの危機感から保存会の会員が密かに飼って十数頭の秋田犬を残し守ったことは有名です。その後、GHQが秋田犬を好み、順調に増えた歴史がありました。

「忠犬ハチ公」の話をこの際に復習して下さい。

 

食中毒の季節である。1998年の原因物質別の発生状況は腸炎ビブリオとサルモネラ菌で半数を占めていたが、カンピロバクターが2018年度は細菌部門のトップである。ウィルスを含めてもノロを63件も上回る319件。3年前に「肉フェス」で東京と福岡の会場を合わせて900人という大規模発生を起こした。

カンピロバクターは鶏、牛、豚などの腸管にいる細菌ですが特に汚染率が高いのが鶏です。

あまり注目されていないのは潜伏期間が1~7日と長く、原因を特定しにくいのと同じものを食べても発症する人としない人がいるからである。鶏料理を食べるなら中心部までしっかり火を通すのが大事である。75度以上で1分加熱が鉄則である。

スーパーやデパ地下の惣菜でも鶏料理が入っていたら必ず電子レンジで加熱して下さい。

症状は下痢、嘔吐、発熱である。

更に厄介なのが治療が遅れると手足が麻痺して力が入らなくなるギランバレー症候群を併発する恐れがあることです。ギランバレーの4割はカンピロバクター感染が原因と言われています。(国試必須です。)

是非、気をつけて下さい。

 

広辞苑で「手袋」を調べると「寒さや汚れ、外傷を防ぐため手にはめる袋状のもの」とある。

主な目的は手の保護や装飾である。

防寒用以外にも、スポーツ(ゴルフ、スキー、野球等々)、釣り、作業用、ドレス手袋等々多様である。

素材も牛革、羊皮、豚皮、人工、合成皮革、アクリル、ナイロン、レーヨン、ビニロンと多彩である。

さてこの手袋。日本の90%以上を生産しているのが香川県東かがわ市である。2003年に香川県の引田、白鳥、大内の3町の合併で出来た人口3万人の市である。

事実、市内には手袋メーカーが多く、特に旧白鳥町に多いため「白鳥の手袋」とも言われていた。

歴史は130年前に両児舜礼(ふたごしゅんれい)という副住職が大阪に移り住みメリヤス手袋製造を家業としたのが始まりである。第一次大戦、朝鮮戦争等の需要で拡大し、昭和30年代には世界一の手袋産地となった。

何故、今でも東かがわ市がトップなのか?これは「指5本タイプを作るにあたって機械化が難しい労働集約型作業であるため他から、この産業に参入しにくく、いわばニッチな産業として生き残ったから」だそうです。今後も発展して下さい。

(追伸)

5月20日のジュニアえひめ新聞に、ゆうちゃんの俳句が入選しました。

(写真で以前に出しましたが)まりかがやぎへえさをやる姿は、ほほえましかったです。

ゆうりが自分でやって、恐しくないと教えこんでますね。

入選おめでとう。

(写真6枚)

 

6月21日(金)公開映画「きみと波にのれたら」の試写会に5月28日行って参りました。

アニメーション監督としても名高い、湯浅政明監督のラブストーリです。

小さな港町を舞台に消防士の青年・港(みなと)とサーファーの大学生・ひな子との運命的な恋を描いています。

「したたかに生きなければという世の中で純粋な主人公を波にのせてあげたいと思った」と監督が語るこの作品は、そっとあなたの背中を押す物語です。

港が亡くなったあとのひな子の行動。

最後のシーンは涙でした。

中、高の女子生徒が好みそうなstoryでしたが、是非多くの方に観ていただきたいと思います。

 

健康で元気な老後を過ごしたい。そのためには脳の若さを保っておきたい。

ここで諏訪東京理大の篠原教授(脳科学)の話を引用します。

「人と交わって体を動かすことは脳にとってプラス。人と交わることが多い方が認知症になりにくいという調査結果が数多く報告されています。」と。

会話をしているとき、人間は“ワーキングメモリー”を盛んに使っています。ワーキングメモリーとは記憶や情報を一時的に保持し処理する能力のことで脳の前頭前野の働きと関係しています。料理したり趣味を楽しむときも、もっとおいしくしようとか、より良い成績を残そうとか考えるためワーキングメモリーが鍛えられます。

前頭前野を使っていないと短期的な情報の処理能力が低下し物忘れがひどくなります。

例えば冷ぞう庫を開けたとたん雨が降ってきたため窓を閉めているうちに、冷ぞう庫から何を出そうとしたか忘れてしまうーこれもワーキングメモリーの低下が招く老化現象です。

人と触れ合い体を動かすことで脳の老化に待ったをかけられます。

家でゴロゴロでは脳もどんどん衰えます。

(追伸)

清水小学校の校医のため春の検診に伺いました。

5年生は3クラスですが、1年生は2クラスと少子化が進んでいます。

「1年生はあと2~3人増えれば3クラスが出来るのに・・・」と教諭の弁。

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)。この言葉は中学の漢文の授業で習いました。

簡単に歴史をひもとくと、紀元前5世紀初頭に越の王であった勾践(こうせん)が呉の王を戦死させた。呉の王の子であった夫差は父の仇を忘れまいとして薪の上で寝る苦行をしながら二年後に宿敵越を攻めた。包囲された勾践は命からがら逃げ帰り、それからは毎日苦い肝を嘗(な)めては屈辱を思い出し、やがて呉に攻めこんで積年の恨みを晴らしました。この血で血を洗うような復讐物語を「臥薪嘗胆」といいます。

私は授業で目的達成のためには日々刻苦する必要性を教えられた気がする。

この言葉は日清戦争後に遼東半島の領有をめぐって「三国干渉」が行われた際、世論の合い言葉として流行しました。

(追伸)

6月5日は私の誕生日。

年を取るにつれ、その分、孫も成長してきました。

ゆうちゃん、まりちゃんが手紙と色々なポーズでお祝いしてくれました。

ゆうちゃんが作ってくれたアロハベア。可愛いです。

ありがとう。

尚、ばあばも同じ6月5日が誕生日です。

(写真8枚)