尻もちで来院する人は多い。3日以上、痛みが続くと大概の人は診察に来る。

骨盤周辺の骨折、ひび、ズレ等が多い。骨としては仙骨、尾骨、寛骨。高齢者の場合は激しい痛みで歩けず寝たきりになる人も居る。

仙骨の粉砕骨折で骨片がその後ろにある腸に突き刺さって腸を傷つけ腸障害を起こすこともある。

尾てい骨とは正式には尾骨の骨。人間がサルから進化した名残です。この骨を折っても痛みだけですが、近くの肛門や直腸があるので折れる方向によっては肛門をふさいでしまい排便障害を起こす可能性もあります。その場合、肛門から指を入れて尾骨の先端を押すようにして元に戻す、整復術が必要となることがあります。

またまれにお尻の痛みが引いた後に腰痛特に椎間板ヘルニアも合併していた人が居ました。

たかが「尻もち」と言わずに3日以内に痛みがとれないときは検査を受けて下さい。

幸運を手に入れるために多くの手段をブログで提供してきました。

幸運は周囲にいる他人がもたらしてくれるものです。最近「極上の孤独」(下重暁子著)という本が話題になりました。集団で生きることの苦しさも理解出来ますが運を呼び込みたいなら、やはり友人が必要です。

世の中の成功人をみると自分の力だけでというのはほとんどいなくて、そこにはチームのメンバーやスタッフ、部下など周囲の助けが必ずあったはずです。

孤独な人は運を呼び込む力が弱くなってしまいます。

運がいい人が最も口にする言葉ーそれは「ありがとう」なのです。いつも朝礼で職員に教育しています。人の脳は感謝しているときは自己防衛から解放されてリラックス状態になり、安心感が得られます。そして運を呼び込むのに最適な「快状態」にあるということです。

音楽や好きな香りに包まれている時と同様なのです。

常に感謝の気持ちをもって他人に接すると穏やかな気持ちになり表情も柔和になります。

いつも「ありがとう」と口に出してお礼を言うのを習慣づけて下さい。

(追伸)

花火、海水浴、城山の動画を載せました。

まりかは本当に海が嫌いなんですね。

そんなまりかも、城山で盆踊りの予行演習をじっと見て、最後に拍手をする姿に感動しました。

優しい子なのかもしれません。

 

 

みなさんのお盆休み休暇はいかがお過ごしでしたか?

当方は孫2人を色々な所へ連れていってやりました。巨大なハスの花、花火大会、海水浴、城山と沢山の想い出が出きました。

今回の最大のテーマは海水浴でまりたんが泣くかどうかでしたが、結果は写真の通りでした。

ご覧下さい。(動画は後日予定。)

つい最近、スポーツを屋外でする学生が「両下腿が痛くなった。」と来院。湿布をしていた所の跡がくっきりとやけどのように水ぶくれになっていました。

これは光線過敏症と呼ばれ、遺伝性、アレルギー、代謝異常などさまざまな原因がありますが、特に問題になっているのはケトプロフェンと呼ばれる成分を含む湿布薬です。この成分が肌に残った状態で紫外線を浴びると赤いぶつぶつが出来たり、水ぶくれのような皮膚障害を起こすことがあります。

厄介なのは、はがした後でも紫外線を浴びると突然発症することである。湿布に含まれる有効成分の一部が皮膚の中にしばらく残り、それが紫外線と反応し炎症をまた起こします。

治療は湿布の禁止に加え、ステロイド軟膏や抗アレルギー剤の投与ですが、色素沈着を2~3ヵ月残すこともあります。

この暑い時期は紫外線に当たらないように長袖、長ズボンで過ごして下さい。そして湿布薬を使うときは医師に光線過敏症のリスクを尋ねておいて下さい。

(追伸)

お盆休みはいかがお過ごしでしょうか?

さて、昭和の名優、津川雅彦さんが亡くなりましたね。(享年78才)。

津川さんは実業家でもあり、玩具販売店の「グランパパ」という会社を持っていたことも有名です。昔、この店で家内が私に買ってくれた外科医の木の人形。いまだに大事に院長室で飾ってあります。御冥福をお祈りします。

 

7月29日の日経新聞「春秋」欄でスイカについて議論していた。

夏といえば「スイカ」。我々の世代はまさにそうであった。店先で親父がトントンたたいて品定めをして、これぞというのを持って帰ってドボンと井戸水に入れるのであった。ロープをくくりつけて井戸へ落とすのが私の役目というより、やりたかったのである。半日ほどすると冷えて、みんなでむしゃぶりついたものです。そして食塩をふりかけて。こんな光景が理解できる方がはたして何人居るか?団塊の世代の人はみんなわかるでしょうね。

農水省の統計によるとスイカの出荷量は1973年に103万トンあったのが2015年には30万トンに落ちこんだ、とある。

核家族の消費者からは重い、でかい、扱いにくいと敬遠されている。農家も収穫が重労働なので作付けをやめていると聞く。

唯、この間、患者さんからいただいたスイカは甘くてびっくり。紹介しますが、「ブラックジャック」という新しい品種で種なしスイカなのに糖度が高くとても甘い。「スイカは種があるので面倒」と敬遠していた方々へ強烈なメッセージとなりそうです。

やはり「夏はスイカ」でありたいものです。

さて、まりかは初物のスイカはいかに?

スーパーで既に手がスイカのひもに伸びている。(みんなの予想通り)珍しそうに1口食べてからは、むしゃぶりついたようです。

どんどん食べて大きくなあれ!

明日8月7日は「バナナの日」です。

私の幼少の頃は高級品で病気で寝込んだ時のみ味わえる代物でした。

今日は北河修治・山野由美子先生(神戸薬科大学)の論文から引用しつつ、バナナに秘められたナゾを解き明かして行きます。

①バナナの皮は滑りやすい

皆さん経験がありますね。北里大学の馬淵清資教授(当時)が、バナナの皮がすべる理由を明らかにし、2014年にイグ・ノーベル賞を受賞しています。

理由として、バナナの皮の内側に多数存在するゲル状物質を含んだカプセル様の極小組織が踏まれた圧力でつぶれ、にじみ出た液体が潤滑油として働き摩擦力を大きく低下させるためとあります。

②バナナはどうやって増える?

バナナには種子がない。切断面で見える黒いつぶつぶは種子の痕跡です。もともとは種子があったが突然変異で種子のないバナナが出来た。そして株元から新しい芽を出し株で増えます。

③なぜ黒くなる?

成分のポリフェノールオキシターゼという酵素によってポリフェノールが酸化されメラニンを生成するためである。

④では、黒くなるのを防ぐには?

(私も実はよく知らなかったので覚えておいて下さい。)

冷蔵庫のような低温下にさらすと、熱帯植物のバナナにとっては過酷な状況である。そのため不飽和脂肪酸の生成が進み、細胞が破壊されメラニンの生成が進むため逆に反応が加速され真っ黒になります。

従ってバナナはスタンドにつるし、風通しの良い場所に置くのがベスト、と。

また暑い夏は新聞紙にくるんで保温し、それをビニール袋に入れて空気を遮断してから冷蔵庫に入れるのは効果的だそうです。

最後にミニ知識を。

日本人の最も良く食べている果物(消費量)のベスト3は、バナナ、りんご、みかんの順。

成分はカリウム含有量が多く血圧降下作用が期待される。またビタミンB6も多く、舌炎や口角炎の予防になります。

輸入先の80%はフィリピンです。

役に立ったでしょうか?

ウナギは確かに夏バテには効果大ですが、シラスウナギの不漁で高値となり庶民には手が届かなくなりました。

ウナギの栄養素はタンパク質、DHA、EPA、ビタミンA・D・E・B群の他にカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれています。そして、疲労回復効果をもたらします。

ウナギ以外で捜すと、貝類、豚レバー、山芋などがありますが、今日はドジョウを取り上げます。

「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」という言葉があるほど昔から庶民の滋養強壮に役立ってきました。ウナギに比べたらドジョウの体長は短いですが、ウナギ一匹分に匹敵するパワーが身につくということです。

特にドジョウのカルシウムはウナギの9倍。ビタミンD、タンパク質も豊富で男性機能に大切な亜鉛も摂取できます。

ウナギより安い「どぜう鍋」-いかがですか?

(追伸)

熱中症で倒れる人が全国で相次いでいます。

夏と言えば甲子園の高校野球ですが、球児はもちろん観客の大勢の事を考えると体に無理のない(大阪での)ドームを使用させていただくというのはいかがでしょうか?

根性だけの時代とは決別した方が長続きすると思いますが・・・。

夏になると、ひまわりの群生を見たくなる。今年は大洲が水害でダメになったので知人・友人を通じて捜していたら松前の中川原にある、ひょこたん池公園にひまわりはありました。

7月22日に孫達がやって来たので早速出かけました。

ひょこたん池は重信川の伏流水が浸出して池を形成したもので、とてもきれいな水の中を鯉やカモが泳いで居てとても癒される場所です。

子供用の遊具も置いてあり、ゆうちゃん達は喜んでいました。隣接には広大なひまわりやハスが花を咲かせ、写真を撮りまくりました。こんな近くにのんびりした自然があるのですね。

帰りにすぐ近くのパンメゾンで塩パンを買いました。出来たてのホヤホヤでみんな大満足でした。

まりかだけは御機嫌ななめで、いい写真は撮れませんでした。

いい夏の想い出でした。

7月21日(土)、恒例の暑気払いを行った。

二十四節気の大暑を23日に控え、最高の熱気の中での開催となった。「邪気を払う」ということから始まったとされる暑気払い。みんな浴衣で勢揃い。女性が多いため、とても艶やかな宴会となった。

浴衣ショーやビンゴゲーム等で盛り上がり、大いに英気を養いました。ゆかた大賞は外来主任の今井さんでした。さて、浴衣ショ―は2組でrunwayを往復して審査員が採点します。(runwayとは元来、飛行機の滑走路の意味ですが、ファッションショーでモデルが歩く花道に転用されて使われています。)

最期は私が「ふたりの愛ランド」と更に「ヤングマン」を熱唱(?)し、みんな総立ちで踊って終了となりました。

尚、下駄は娘の義母からいただきました。とても素敵でした。

 

 

 

団塊の世代が全員75才以上になる「2025年」も目の前に迫ってきました。(ゴルフ人口も極端に減るとも危惧されています。)

その前に筋肉の減少を最小限にとどめ、いつまでも歩く、食べる、考えることができるようにしたいものです。老化は筋肉の減少から始まります。「サルコペニア」という言葉を最近よく耳にすると思います。サルコは筋肉、ペニアは減少というギリシャ語で筋肉減少症とも表現されます。

筋肉量は20才を最高に年1%ずつ減っていきます。10年で10%減り、60才では40%も減ります。

そこから急降下し生活に支障が出ます。

いつまでも若々しくいたいなら筋肉量の低下をなるべく最小限にとどめることです。

20才の筋肉量を維持出来れば理想的なアンチエイジングになります。タンパク質を十分に摂り、筋トレを含めた運動をして下さい。筋肉は黙っていれば減る一方です。サルコペニアが進むと、これまたよく聞く「フレイル」(虚弱)が待っています。体重の減少、疲れやすさ、歩行速度の低下等が進み、要介護となります。

多くの高齢者はサルコペニアから身体機能や認知機能が衰えるフレイルへと進むのです。

粗食をやめ筋肉の原料となる肉や卵を積極的に食べ、運動をして筋肉を低下させないようにしましょう。

これが元気で長生きの鉄則です。