日照時間の短い冬は「冬季うつ」になりやすい。

そのためには睡眠のリズムを整えながら日中の活動量を上げることが重要です。それと並行して脳が元気になるような食事も大事です。

さて元気のない日はランチで牛丼もいいですが、朝食に向いているのは1本のバナナです。

バナナは食物繊維を多く含みビタミンやミネラルなどの成分も豊富。朝食にバナナを食べると食後血糖値の上昇も緩やかで腸内細菌を整えるなど健康に役立つことから「朝バナナ」を勧める医師は少なくない。

バナナの成分にはドーパミンを増やす作用がある。ドーパミンは意欲や学習能力の向上などに関わるため朝起きて食べると脳を活性化するのに役立つのです。

是非、試してみて下さい。

尚、私は毎朝、始業前のバナナ1本とコーヒーは日課にしています。

(追伸)

将棋界は今、7つのタイトルを6人が分け合う。

群雄割拠の背景には人工知能(AI)の出現がある。最新戦法が登場して廃れるまでのサイクルは一気に短くなった。最新型に詳しい若手が上位棋士を破る場面が増えた。

いよいよあさって2月17日。

藤井聡太五段と羽生竜王の対決。

将棋ファンならずとも注目の大決戦。

果たして・・・?

最近よく聞く「フレイル」。

これは体重の減少、疲れやすさ、歩く速さの低下など、このままでは要介護の状態になる可能性が高い状態をいいます。筋肉の減少が大きな原因です。

その防止に血液中のアルブミンが極めて重要です。アルブミンは肝ぞうで作られますが、血中の値が低いと筋肉減少症になってしまうので50才を過ぎたら肉や魚、卵や乳製品などのタンパク質を豊富に含む食品を毎日食べましょう。

さて皆さん、健康診断のデーターをご覧下さい。(アルブミンを測っていたら)基準値は3.8~5.3g/㎗ですが4.3は必要とされます。

アルブミン値が低いと認知機能が低下し認知症のリスクも高まります。

よくメタボ対策が全てのように言われますが、介護されたくないなら粗食でなくて肉と卵を積極的に食べて運動をして筋力を低下させないことが、元気で長生きの鉄則だと思っています。

(追伸)

節分はいかがお過ごしになりましたか。

皆さんも子供達に鬼の恰好で驚かせたのでは?ゆうちゃんの1~3才頃は、鬼が怖くてよく大泣きしました。今回はまりたん。

パパがいつものように面をかぶって「ガオー」。しかしニコニコ笑顔で「それがどうしたの?」と笑顔のまりか。姉妹でも性格が違うのですね。気の毒なパパでした。

さて宇和島は相変わらず強烈な寒波のようです。

寒さに負けずにスクスクと育って下さい。

(写真6枚)

とに角、日本全国、今年は寒い。北米やロシアをはじめ世界各国がそうである。

2015年、英国ノーザンブリア大学のバレンティーナ教授が太陽の活動は2030年代に現在の60%にまで減少し、なんと97%の確率でミニ氷河期が到来すると発表した。当初は驚きだけであったが、今年をみると可能性大である。太陽の活発さの指標は黒点の個数だが、国立天文台の担当者も2014年をピークに黒点が減少に転じた言っている。14年2月が102.8個なのに対し、15年11月が5.7個、12月が8個だった。約300年前に世界が寒冷化した時と状況が似ていると言う。

300年前の1645年~1715年までの70年間、地球の平均気温は約1.5度下がった。これがミニ氷河期で、ロンドンのテムズ河やオランダの運河は凍りつき、江戸時代の日本では飢饉が頻発した、とある。

更なる理由として、今は太陽と地球の距離が離れるサイクルに入っているのです。

さて、ミニ氷河期にどう備えたらいいのでしょうか?

(追伸)

何を食べているのか、まりたん。

スプーンより手だよね。

(写真3枚)

昨年12月14日、2018年度税制改正大綱が決まった。

その中にゴルファー最大の関心事が含まれている。

ゴルフ場で支払うプレー料金に含まれる「ゴルフ場利用税」だ。大綱には「ゴルフ場利用税については今後長期的に検討する」と最後のページに記載されている。

ゴルフ業界全体が廃止を訴えていた同税の存続があっさりと決まり、ゴルファーの税負担は変わらず重くのしかかってゆく。更に、プレー代にかかる消費税とは別にゴルフ場により500~1200円の利用税を支払っている。

消費税を払った上に更にゴルフ場利用税とダブルで税を徴収されており理不尽である。

現在、支払金額のおよそ10%を占めるのがゴルフ場利用税である。それは格安プレー料金を打ち出して集客に必死なゴルフ場にはもっと手痛い。

スポーツであるゴルフに消費税とは別になぜ税がかかるのか?それは1954年につくられた娯楽施設利用税が基になっている。これはゴルフ、パチンコ、マージャン、ビリヤード、ボーリングなどの施設利用に対し地方税としてかかった。そして89年の消費税導入の際、ゴルフ以外の税は全て廃止されたがゴルフだけ取り残され、「娯楽施設利用税」から「ゴルフ場利用税」に改称されて生き残っているのです。これが地方自治体の貴重な財源となっている。15年の同税は約480億円。これがなくなると困る地方自治体があり、首長による猛烈な反対運動が起きている。

スポーツ庁や文科省は廃止を訴える一方で、地方自治を総括する総務省は堅持、と役所でも対立がある。

ゴルフは2020年東京五輪の正式競技であり、19年は消費税が10%になる。

世界を見てもゴルフ場利用税を採用している国はひとつもない。

みなさん、いかが思われますか?

2017年6月19日6月22日)にも書きましたがゴルフのプレー人口が減少しています。このままでは団塊の世代の消滅と共にゴルフは消えていくでしょう。その前に手を打って欲しいと思います。

(追伸)

東京の長男が、かの有名な川奈GCに行ってきた、とおみやげをくれました。

私が行ったのはゴルフを始めた26才くらいで、アリソンバンカーで大叩きしてスコアも120ぐらいだった記憶があります。先輩に相当、迷惑をかけました。

ヒトは極寒にどこまで耐えられるのか?

今年の冬はとに角、世界的に見ても寒い。

東シベリアのサハ共和国では、-65度を記録。車が故障して歩いていた20才の男性2人が凍死した。当時の気温はー50度だったという。

そもそも人間はマイナス何度まで活動できるのか?

外気温がどんなに低くても体内温度を35~36度に保てば人間は生きることが出来ます。宇宙服がその例です。しかし体内温度が31度の低体温になるとエネルギーが作られなくなるため筋肉が活動しなくなります。そうなると心筋つまり心ぞうが動かなくなります。仮に裸で氷点下にいると数分で凍死します。

「凍死」と言えば1902年、「八甲田山雪中行軍遭難事件」。映画化されたので多くの方が見たと思います。遺体は皮膚がカチカチに凍り、軍医の注射針は折れた、と記録にあります。

日本でも高速道路で車が故障なんてこともしばしばあるので、ますは車中で救助を待って下さい。アルコールは禁物です。血管が拡張し体温が放熱されるので一瞬、火照った感じはしますが、逆に体温を下げてしまいます。車の中にも毛布等の最低の備えはしておいて下さい。

防寒対策あるのみです。

(追伸)

寒さと言えば相変らず娘達の居る南予(宇和島)は寒い。

1月24日の朝、起きたら雪景色に驚いている(?)まりかが面白い。すごいのは、みるみるうちに吹雪になっている写真。これではまさに八甲田山ですね。

雪だるまは、本体はパパが作ったそうですが、手はゆうちゃんのアイデアでペットボトルに雪をつめて作ったとか。

すばらしい出来ですね。ボタンもいいね。

(写真6枚)

当院は医業という人間相手の仕事である。

そのため職員には対人関係に細心の注意を払うように常日頃から指導している。髪や服装、言動等々あるが、更に注意しているのが「嗅い」である。

「口臭」等は本人が気づかないため各部署のリーダーに(辛いけども)注意指導させている。

そんな時、今年の1月16日号の日経新聞「春秋」に的を得た記事が載っているので全文、引用させていただく。

以上であるが、「嗅い」は家族の人が注意してあげ、本人が自覚を持って対処するのがベストである。

口臭なら舌苔除去や歯槽膿漏のチェック等、やることは多い。

読者の皆様はいかがでしょうか?

(追伸)

まりかも1月20日で10ヶ月となりました。

すくすくと育っているようです。

(写真4枚)

元中日のエース、星野仙一さんが亡くなった。(70才)。

巨人との試合では特に燃える男としてファンを熱狂させた。

死因は膵臓がん。膵がんの5年生存率はステージ1で40%。胃や大腸の癌がほぼ100%であるのに比べると怖い。2016年7月に急性膵炎を発症。その時に分かった膵癌が命取りとなった。ここで見逃せないのが、星野さんが長年、糖尿病に苦しんでいたこと。

以前にもブログに書きましたが、糖尿病の人はそうでない人に比べて、がん全体のリスクが2割高い。膵がんと肝がんが約2倍、大腸がんが1.4倍である。

糖尿病は予備軍も含めると2,000万人といわれている。ここが、がん対策の点で大きな問題です。糖尿病で血糖値が上がると、それを下げるホルモンのインスリンが増える。インスリンには、がん細胞の増殖を促す作用があります。更に過度の飲酒や喫煙は糖尿病とがんのリスクをどちらも引き上げます。

星野さんもたばこをかなり吸っていました。昭和の大横綱、千代の富士も糖尿病があり膵がんで亡くなりました。

膵がんは我々も手を焼くほど早期発見が難しい。そのためには予防が第一ですが、そのカギは糖尿病対策にあると思っています。

ある本を読んだ感想です。

2008年に「がん哲学外来」を開設し、これまで三千人以上の患者や家族に希望を与えてきた順天堂大医学部教授の樋野興夫氏が病気で生きる基軸を見失ってしまった人に送る、「言葉の処方箋」。(幻冬舎)。哲学外来は対話を通して支援する予約制・無料の個人面談を行っています。医療現場と患者の間にある「隙間」を埋める活動を続けており、日本癌学会奨励賞等を受賞しています。

さて内容をいくつか紹介すると、「使命はまっとうするまで人は死なない」。使命がある限り人は簡単に死なない。使命や目的を持っている人は頑張れる。逆に使命や目的を失った人は亡くなるのも早いように感じるという。だから何をしたらいいのかわからなくとも焦ることなく、病気は人生の夏休みと考えてこれまでやれなかったことに時間を使ってみてはどうかと提案する。その他、「困っているときこそ笑う」-どんなに厳しい境遇にもかかわらず笑う。すると不思議と楽しい気分になってきます。人生いばらの道にもかかわらず宴会とも言っています。更に、「病気になっても病人ではない」「元気なときの自分が最高とは思わない」「八方塞がりでも、天は開いている」「死もまたありがたくいただく」「人生に疲れたらお墓に行くといい」「心配は命の毒である」、等々患者を勇気づけてくれる80の言葉が詰まっています。読者の皆さんが自分の人生に活かすもよし、患者さんへの説明に活かすもよし。是非、読んでみて下さい。

(追伸)

いつも冬になると南予は雪。

転勤族の方からよく「先生、なんで南予とあるのに南の方が雪が多いのですか?」と質問されます。私も不明です。

しかし雪で孫達は大喜びの季節です。

やはり学校に行きたい、まりかでした。

(写真6枚)

みなさん、36協定(サブロク)という名前を聞いたことがありますか?私は産業医をしていて色々な会社に出張しますが大事な労使間の法律です。

法律で定められている法定時間は原則「1週間40時間、1日8時間」ですが会社が労働者に残業をさせる場合、労使間で協定を締結し、労働基準監督署へ届け出る必要があります。

この協定は労基法第36条に規定されていることから、通称「36(サブロク)協定」と呼ばれています。

36協定を締結せずに残業をさせた場合や休日労働をさせた場合、労基法違反となり使用者に6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。

現在、サービス残業等、色々な問題で企業がブラックリストに載せられています。

労使共々、快適な環境で仕事をしたいものです。

(追伸)

新年号(1/4)で凧揚げの事を書きましたが「動画があれば見せて欲しい」との要望があり、今回、出してみました。

まりかの拍手がかわいいです。

お楽しみ下さい。

日本人は昔から月が好きである。太陽よりも好きという人が圧倒的でしょう。「三日月」「新月」「夕月夜」「宵月」等、季語も多い。

私は阿部仲麻呂の「天の原 ふりさけみれば春日なる 三笠の山にいでし月かも」は大好きな和歌である。さすが百人一首に選ばれているだけのスケール感がある。

花札でも「月見で一杯」という役がある。

さて世界広しと言えども「月見うどん」があるのは日本だけである。生卵を落としただけで、これを月に見立てるとは日本人の風流心ここに極まれり、というところである。

ゆうちゃんは、やはり「月には兎がいて餅をついている」と言っている。可愛いらしい発想である。

さて月は日中でなく夜に天空で輝きを放つ存在が古代より不思議なものであった。また我々の身体が月による潮の干満の影響を受けていることも摩訶不思議だし、月の満ち欠けを利用した「太陰暦」が明治維新まで使われていました。

月を愛でるのは他国では祝祭的な騒ぎになるが、団子や果物を供え、しんみりと月を眺め酒を酌み交わすという上品さは日本独特の文化です。

やはり「月見で1杯」ですね。