春は出会いと別れの季節。職場では人事異動や配置転換で人間関係も様変わりし、精神的ストレスがたまりやすいと思います。こんなサラリーマン諸氏にいくつかの本を紹介します。

①「折れない心のつくりかた」(すばる舎 1300円)日本ポジティブ心理学協会著 宇野カオリ監修

ペンシルベニア大学で考案された逆境や困難から回復する力を鍛える「レジリエンス・トレーニング」を分りやすく解説しています。脳は強いストレスを感じると、それを素早く取り除くために判断を急ぐ傾向にあり、必要以上にネガティブにとらえる「思考のワナ」に陥りやすいのです。ワナから抜け出すコツについて書いています。

②「あきらめる練習」(SBクリエイティブ 名取芳彦著 800円)

物事が思うように進まなかったり、よかれと思ったことが裏目に出る・・・などはよくあること。がっかりしやる気を失いがちだが、そんな時こそ積極的にあきらめることが肝心です。例えばイベントが雨で中止になっても「天気や世の流れは変えられない」と本質を明らかにすると仕方ないと受け入れられます。

以上、2冊、読んでみて下さい。

(追伸)

起居をともにする2人。

まりかは幸せですね。お宮参りも行ったようです。

 

 

私たちは内容が充実していると、それが自然と外ににじみ出ると考える傾向がある。思いがけないお金が入るとニコニコ顔になるのは典型であろうか。気持ちが元気になるとキビキビと動けるし楽しいもの。だから笑顔が出てくる。これが「内から外」つまり、こころから体への波及効果だ。

一方で外見に表れたことが、こころに影響することもある。キビキビ動いていると気力がわき、笑顔でいれば気持ちが明るくなってくる。男性でもピシッとスーツを決めると気持ちにハリが出てくる。女性もメイクアップするとやはり気持ちにハリが出てくる。行動や表情、姿勢によって気持ちが変わる。

これが「外から内」である。

新年度入りしてフレッシュな若者の皆さん。

表情や服装、姿勢などにちょっとした気を配って外からこころを元気にして活躍して下さい。

以上は精神科で盛んに指導されている「認知行動療法」の一環です。

人間ってやはり不思議だと思います。

 

まりかちゃんが3月20日に誕生して以来、初めて我が家に5月13~14日と遊びに来て一泊した。泣く子を抱っこしてあやすのは、ゆうちゃん以来7年ぶりであった。でも、今回は助っ人ゆうちゃんがいるので、おむつの換え等はお任せであった。

さて今回、まりかちゃんの一番の関心事は血液型であった。

ゆうちゃんは自分がA型なので「どうかA型でありますように」と祈っていました。看護師達が手伝って調べた結果は「A型」でした。喜んだのは、ゆうちゃんでした。土曜の夜は定番の温泉。まりかはまだ無理です。

さて、ゆうちゃんは晴天の日曜日、お決まりの三越食堂でお子様ランチを食べ、松山城に登りました。いつもはロープウェーですが、今日はリフトは?と尋ねると怖がって「嫌だ、嫌だ」と言ってましたが、リフト係りのおじさんに勧められて乗った所、絶好調の笑顔で、帰路も「リフト、リフト」と大騒ぎでした。そして頂上では念願の双眼鏡を見ていました。「ゆうちゃん、未来は見えたか?じいじは生きていたか?」と尋ねると「うん、じいじは元気だったよ!」と。「ありがとう、ゆうちゃん」でした。

最後は、五月晴れの天に向かって ゆうちゃんと「ジャンプ!」。

 

 
 

ゴールデンウィークが明けて体調の悪い人が多い。

風邪をはじめ、心身症等も多く見られる。インフルエンザも依然、散発しています。

9連休を取った人も多いが心配なのが春バテです。

この連休中、例えば東京等は22~28度と高く、急な暑さで体温調節がうまく行かず体調不良に陥りやすい。春は環境の変化で緊張するため交感神経が活発化する。これが連休でリラックスして副交感神経が優位になると反動のように疲れが出る。副交感神経が活発化すると免疫力が落ちて風邪を引きやすくなります。逆に交感神経の緊張が続くとイライラや頭痛が出る。脳内のセロトニンが減り、うつになりやすい。

では対策は?何と言っても適度な運動です。連休中、家でダラダラしていた人はよく歩いて交感神経を高めて緊張感を取り戻して下さい。睡眠不足もダメです。

また暑くなったからと言って冷房をかけるのは禁物。少し我慢して汗をしっかりかくことがこの時期は大事で、夏への慣らし運転をして下さい。

春バテ対策に成功すれば夏バテにも勝ちますよ。

(追伸)

5月13日にゆうちゃん、まりちゃんが初めて泊りに来ました。

 

ひょっとした思い付きからユニークな商品が出来る。今回は大塚製薬の「ポカリスエット」を取り上げる。

約40年前、メキシコに出張していた研究員が激しい下痢で入院。医師から「とにかく水分を飲んであとで栄養を取るように」と炭酸飲料を手渡された。「もっと人間の体にあった吸収のよい飲み物は出来ないものか?」と考え、その後、手術後の医師が栄養補給に点滴液を飲むのを見てひらめいた。「飲む点滴液」に汗で失われる水分と電解質(イオン)を補給できる「汗の飲料」というコンセプトが加わり50年、「ポカリスエット」が誕生しました。その後、色々なキャッチフレーズを使い、16年度も絶好調でした。

日常のリフレッシュメントウォーターとしても展開していてイオン飲料という新しい市場を築いているのは、みなさん御存知の通りです。

ひょっとしたひらめきー大事にしたいものです。

(追伸)

ゴールデンウィークを利用してグアムへ旅行に行ったI君よりプレゼントをいただきました。「長寿人形」とでも言うのでしょうか。

早速、院長室で飾っています。I君ありがとう。

   

「笑いは人の薬」ということわざがある。

声を出して笑うと血管が柔らかくなり血圧が下がる。

腹を抱えるほど笑うと涙が出ることがあるが、これは涙と汗の分泌を刺激するからです。

女性の長生きの秘訣の一つに例えば講演を聴いてもメモを取りながら大きな声でよく笑うことである。男性は鼻先で「フン」と笑うだけの人が特に60才あたりから多くなる。脳の老化と言われている。笑うことがなくなったり周囲の人と話すのが面倒になったりするのは脳の柔軟性がなくなり新しい刺激を取り入れようとしなくなるからである。

高齢でも「若い」と言われる人は常に新しいものに目を向け自分と世代の違う人間とも自由に話している。

みなさん「ワハハハ」と口を大きく開けて声を出して大げさに笑って下さい。この意識が脳のストレスを減らし免疫力を高めます。口だけでなく目も笑って下さい。

つくり笑いでも脳は本当の笑いであると勘違いします。脳はだませるのです。そして何より笑顔は伝染します。そこに明るい社会が生まれるのです。

(追伸)

笑う門には福来る。

ゆうたん、まりたん姉妹にも幸せが訪れますように!

 

「筋肉量を減らさずにやせるーカギを握るのは筋肉」。これがいまのダイエットのトレンドである。

食事制限でいくらやせても筋肉が脂肪に取って代わる「隠れ肥満」になっては本末転倒。糖尿病や高血圧などのリスクをアップさせてしまう。

筑波大の久野譜也教授も著書「寝たきりになりたくないならダイエットはおやめなさい」(飛鳥新社)の中で3ヵ月の食事制限ダイエットで5%の筋肉が失われ将来、寝たきりになるリスクが高まると警告している。この久野教授がダイエットの中の運動として勧めているのが(私がいつも書いている)スクワットです。

どこでも手軽に出来て、下半身はもちろん背中や腕の筋肉まで一緒に鍛えられるスクワットはすばらしい。実際、大腿四頭筋、大臀筋、股関節肉側の内転筋、太ももの裏側のハムストリングも鍛えられる。スクワットの詳しいやり方は以前書いたので省略しますが、勘違いしてはいけないのはスクワットだけではやせないということ。やせながら筋肉量だけを増やすのは無理。スクワットはダイエット中の筋肉減少を抑えるための筋トレだということを覚えておいて下さい。

img610(追伸)

ゆうちゃんの小学校友達がたくさん、まりかちゃんを見にやって来るそうです。

みんなが、ゆうちゃんのお母さんぶりに驚いているようです。小ママですね。

「スプラウト」ーわかりますか?植物の種を発芽させた新芽の総称です。カイワレ大根などはよく御存知でしょう。

野菜をスプラウトの状態で食べるメリットは特定の栄養素が成長後の野菜より高いことにあります。その差が特に顕著なのがブロッコリースプラウト。「スルフォラファン」の含有量がずば抜けて多く発芽3日でブロッコリーの20倍以上も含まれています。スルフォラファンは体内の活性化酸素を除去したり有害物質を無毒化して体外に排出します。その他、肝機能改善、ピロリ菌の除菌、花粉症改善などの効果を期待できます。

その他のスプラウトでは、エンドウ豆の若葉と茎からなる豆苗(とうみょう)は成長したサヤエンドウに比べ葉酸は1.5倍、ビタミンKは4.5倍、βーカロテンは5倍にもなります。すべてにおいてスプラウトが勝るというわけではありませんが、もやし以外のスプラウトは生で食べられる分、手軽にビタミンやミネラル、食物繊維が摂取できます。

不足しがちな野菜を補うためにも冷蔵庫に常備してはいかがでしょうか?

サラダや肉・魚料理のトッピングにするほか、メン類に交ぜれば簡単に栄養価もボリュームもアップしますよ。

(追伸)

社会人1年生の人達へ。もう仕事に慣れましたか?

あまり最初から飛ばしすぎないようにリラックスして仕事して下さい。

睡眠もたっぷり取って仕事中に、あくびしないようにして下さい。

 

   

 

愛媛県出身の篠原投手が4月19日の鹿児島で行われた巨人対ヤクルト戦で、巨人が勝って初勝利を収めた。「育成出身の初登板、初勝利はプロ野球史上初」と。思えば篠原君とは長い付き合いである。知らない方のために説明しておきます。彼は四国中央市生まれ。川之江高2年の夏に県大会でベスト4入りするも中退し、今治精華高通信制課程松山校に通いながら08年にマンダリンパイレーツに入団。13年から香川でプレーし、14年育成ドラフト1位で巨人に入団した苦労人である。

2010年、当時の薬師神績社長(現会長)よりスポンサーになってくれないかと打診され、信頼の置ける薬師神さんの頼みならと引き受けた経緯がある。

2010年5月8日の当院のブログを引用します。

「3日マンダリンパイレーツ対徳島戦を観に、マドンナスタジアムへ婦長と行きました。1200人を超える観客で球場は大いに盛り上がりました。応援している篠原慎平投手の一挙手一投足にやきもきしましたが終わってみれば5対0の完封勝利。あっぱれとグラウンドで固い握手をしました。この日の最速は146km。まだまだ伸びる19才。皆様も是非応援してやって下さい。」

その後も私の所で週に1~2回、当院の鍼灸師佐伯さん(当時)に体のメンテナンスを指示し本当によく通ってくれました。もちろん風邪などの治療も行いました。

おなかがすいてやって来るので、まずは院長室で色々な物を食べてもらってからの体のケアでした。

また、彼の誕生日に家内や事務長、婦長、佐伯さん、更に薬師神権祐君(現社長)でお祝い会をやったのも懐かしいし、親友の田中和彦君を誘って焼肉屋に行ったのも楽しい想い出である。

その彼が2014年11月1日に巨人に育成入団となった事の報告をしに来てくれて、権祐君と佐伯さんの4人で院長室で写真を撮り、色紙にサインをくれた。「Giants」の文字が私も嬉しかった。

その時に「万が一、一軍で投げる時は是非、勝利投手になってくれ」と激励しました。あれから2年半。約束を果たしてくれました。益々の活躍を祈っています。

最後に「こいつは大物になる」とルーキーに太鼓判を押して推薦してくれた薬師神会長はすばらしい洞察力の持ち主だと感心しております。ありがとうございました。

 

 

 

私が医師になった昭和54年頃には、「女性にはまず痛風はない」と教わった。

「痛風」とは血中尿酸値が高い状態(7mg/㎗以上)が4~5年続くと足などの関節が腫れて起こる激痛発作である。

まず統計をみると、痛風患者全体に対する女性の割合は1992年に1.5%。ところが2013年には6%と急増。(男性99万人、女性7万人)。20年で4倍に増えているのです。

女性が痛風になりにくい理由に、女性ホルモンのエストロゲンがある。これにより尿酸の再吸収を抑え、尿中への排出を促す。一方、男性ホルモンのテストステロンは尿酸の再吸収を促進するので尿酸平均値は男性5.1mg/㎗、女性3.6mg/㎗と差があるのです。

さて、女性痛風が増えている原因は加齢による閉経女性が増えていることと生活スタイルの変化が考えられる。働く女性はストレスやアルコール摂取量の増加、食生活の乱れ(欧米化)も伴っています。

スイーツ(ショ糖、果糖)やアルコールの取り過ぎはプリン体の有無にかかわらず尿酸値が上昇します。

尿酸値を下げるには野菜や海草類、牛乳やヨーグルトなどの乳製品を積極的に摂って下さい。

もちろん必要に応じて内服治療も大事です。

(追伸)

一生懸命、まりかちゃんのおむつを替えてくれている、ゆうちゃんでした。

おかげで、ぐっすり眠っている まりたん。ゆうちゃん ありがとう。

まりたんは目の大きな美人(?)でしょうか?

最後は、学校から帰ってきたゆうちゃんに喜ぶ、まりたんでした。