「鰹節」。今ではお手軽な「削り節」のパックが売られているが、昔は子供達が鰹節をよく削らされた。しかしこれをお湯にくぐらせるだけで、あの玄妙で複雑な味わいの素になるなんて誰が考えたんだろう?西暦1500年代、室町時代には今の物に近い形態が完成していたというのだから驚きである。

「和食」の味が飛躍的な向上を遂げたのは「出汁」と「しょうゆ」の誕生によると言われている。両者が揃い踏みをして文化が爛熟する「江戸時代」は幸運であった。

さて「鰹節」は時代によって形を変えてきた。何十年か前には結婚式の引き出物には必ず添えられていたし、その名残は今も「パックの削り節」に引き継がれている。又戦の折には「勝男武士」と縁起の良い文字に置き換えこれを携行した。

白いごはんの上にパラパラッとふりかけそこへちょいとしょうゆを垂らしても充分に美味しい。日本の犬や猫も昔から舌が肥えていたと思います。

げに恐ろしき伝統の味でした。

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(追伸)

神様の計らいにより出来た まりか、ゆうり姉妹。

きっと末長く仲良く暮らすのだろうな、と遠い未来を考えてしまいます。

「まりか」は神様の「ゆうり」へのビッグプレゼントですね。

添い寝がサマになっていますね。

   
   
   

 

 

 

 

 

外来で多いのが頭痛持ちの方。
女性の方が多い気がしますが、皆さん市販薬で実に多くの薬を飲んでいます。女性は特に生理痛もありますので尚更です。
ロキソニンやイヴ等、実に多彩ですが今日は注意点をお話します。私自身も頭痛がある時は屯服を服用してスッキリすると仕事もはかどりますので気持ちは分りますが、月に10回以上服用の方は注意が必要です。中には1日10回以上の人も居ますし更に予防的な服用も含めると四六時中服用の人が居ます。結論から言いますと「薬物乱用性頭痛」という頭痛が起きやすい体になってしまうのです。そうすると薬を中止することが大変です。その他、頭痛薬には胃炎、胃潰瘍更には腎障害、肝障害などの危険性もあります。またアルコールと一緒に服用すると毒性が上がりますので禁忌です。
あまりに頭痛が続くときは是非、1度、医師の受診をお勧めします。肩こり頭痛も多く、肩こり治療で軽減、消失した人も居ます。

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(追伸)

まりかちゃん誕生の日の動画を1分半程載せました。

御覧下さい。

お待ちかねのゆうちゃんの妹が誕生しました。

正確には3月20日(月)(春分の日)、am10:18、3195g。母子共に元気な女の子の誕生でした。

名前は、山内鞠佳(まりか)。

ゆうちゃんは立ち合い出産を体験し、全然、怖がらなかったそうです。そして、早速、抱っ子してお姉さんぶりを発揮していました。切れ長の目と福耳が特徴だと思いました。

婦長さん、出産介助本当にありがとうございました。

皆様、ゆうちゃん共々、宜しくお願い致します。

 

来る3月11日は当院の開院30周年である。先代、後藤田先生(内科)の跡を昭和62年に継いだのであるが、後藤田先生は昭和43年開業ですので今年でもう49年となる。

この間、ずっと通ってくれている人も多い。

私は開業時に有床とした訳であるが、随分多くの方の入院に少しは貢献出来たと自負している。全国でベッドをやめたという開業医は多く、私は全国保団連有床診対策部会の愛媛委員として有床診の存続を訴える活動を続けています。「今日は具合が悪く何日かでも入院させて欲しい」というニーズは実に多い。厚労省も病診連携に積極的で例えば整形の難しい手術は病院で行ってもらい、その後のリハビリはゆっくり我々のような所へ転院してやってもらうと病院のベッド塞ぎの解消にもつながる、と論説している。

今後も地域住民の方々のお役に立ちたいと考えていますので応援よろしくお願いします。

最後に、ゆうちゃんがお祝いのお花をくれました。ありがとう。

(追伸)

当院に20年通ってくれているMさん。

「おめでとう」を言いに来てくれたので、ツーショットを撮りました。皆さん、Mさんは何才だと思いますか?Mさんの明るい笑顔にいつも私は逆にパワーをもらっています。自転車にも乗れるのですよ。

(正解は97才。5月で98才を迎えます。)

ゆうちゃんの好きな「ビスケット」。歴史をひもといてみた。

日本には南蛮菓子の「ビスカウト」として平戸に伝えられ黒船来航の際には日本人にふるまわれて好評だったとある。

そして2月28日が「ビスケットの日」だそうである。

さてビスケットと言えば森永ではなかろうか。1923年生まれの「マリー」を筆頭にロングセラーが多数揃っている。森永製菓は23年、化粧缶に16種類のビスケットが入った贈答用の詰め合わせを発売。「マリー」で有名である。37年には香ばしいバターの味わいの「チョイス」を発売。60年にはクッキータイプの「ムーンライト」。以降、クッキータイプが主流となった。94年には「チョコチップクッキー」が出た。マリーとチョイスは長年のファンである50代、60代が多いが、ムーンライトは30代、40代の子育て世代の購入が目立つ。若年層にはチョコチップが好評である。

現在の売り上げはムーンライトが1位、チョコチップが2位だそうである。

店頭で見ると赤はマリー、黄色はチョイス、青がムーンライトとすぐに識別出来る。

森永は戦前から特徴あるビスケットを販売し、それぞれにファンがついている。今後も時代のニーズに合ったビスケットを作って欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

脳梗塞は突然起こる5つの症状が見極めの決め手になります。なぜ早期の受診が必要か?

今や早期に受診すると「血栓溶解療法」という内科的な治療が可能になるからです。早い段階で「t-PA」という血栓溶解剤の投与をすると血流が再開し、脳細胞の壊死を未然に防ぐことが出来るのです。

脳梗塞はある統計では4割の患者は発症前と同程度に回復、6割は後遺症が残るか死亡すると言われています。

さて5つの症状とは?

①立てない、歩けない、ふらふらする

②ろれつが回らない、言葉が出てこない

③片方の目が見えない、二重にものが見える、視野の半分が欠ける

④片方の腕や脚にマヒやしびれがある

⑤経験したことがない激しい頭痛

⑤はクモ膜下出血の症状で、これはまず見落としません。

よ救急車を呼ぶのをちゅうちょするのは「認知症の表れ」と本人も家族も思い込む場合です。

①~⑤の症状があれば即座に受診して下さい。

(追伸)

ゆうちゃんがやって来ました。

診察室で写真を撮ると成長が分かります。

マンガを描くのも上手ですね。

 

幼少の頃、今のように暖房がなかったためよく、こたつでよくうたた寝をした。しかし、何度も風邪を引いて怒られた。

何故なんだろう?

文献を捜すと、いくつかの要因がありそうです。それは下半身と上半身の温度にギャップが生じることです。

こたつで寝ると下半身は温まりますが上半身は冷えたままです。これが続くと体温調整がうまく出来ず自律神経が乱れ免疫が低下して風邪を引きやすくなるようです。

もう一つは下半身が温められ続けることで大量の汗をかくのも問題です。眠っているので水分も摂らず、体が脱水状態になります。脱水状態では乾燥した口、鼻、喉の粘膜からウイルスが侵入しやすくなります。そして汗が気化して体温が奪われるのも一因です。

ただ、こたつで寝たらすぐに風邪になったと言うよりは、そもそもウイルスを持っていて準備状態にあった人が、こたつで寝ることで体調が悪化し風邪の症状が表面化するというのが正解のようです。

どうしても「こたつ寝」をしたい人は上半身に毛布をかけて下さい。

(追伸)

宇和町へ遊びに行って雪と戯れるゆうちゃんでした。南予は寒いですね。

 

色々なビルのトイレには洗った手を温風で乾燥させる「ハンドドライヤー」が設置されています。

少し前まではペーパータオルが多い印象でしたが何故か手間や経費のせいか替わってきました。

さて医学面から見て、どちらが清潔なのでしょう?手の汚れを紙にこすり付けるのに対してドライヤーは温風で水滴を一気に飛ばすのでドライヤーの方が清潔なように思います。しかし水滴を飛ばすと言うことは「細菌などの病原体を含む水滴が周囲に飛び散ってしまう」という問題があります。

実際にかなり広範囲に飛沫が飛び散ることが複数の実験で確認されています。

ある研究ではハンドドライヤーの水受け部からはトイレの壁の100~1000倍という大量の細菌が検出されています。

一方、ハンドタオルはそれよりはるかに少ない菌しか検出されず周囲への飛び散りもほとんどありません。

清潔面では私はペーパータオルもしくはマイハンカチをお勧めします。

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最近のゆうちゃん。

早々とベビーベッドを出して来月を待ち構えています。

なわとびも得意のようです。

 

みなさん、1月7日に「七草がゆ」を食べましたか?

同日の日経新聞「春秋」にためになる記事がありますので引用します。

「正月7日、雪のない所から菜を摘む」と枕草子にある。7種の菜を吸い物にする習わしがあったようだ。おかゆにし始めたのは室町時代から。江戸期には害鳥を追い払う「鳥追い」の行事と結びつき「鳥が渡ってくる前に」などとはやしながら、まな板をたたいたという。災いを遠ざけ豊作を祈る意味があったのだ。

「かゆには十の利益あり」。福井県の永平寺で修業する僧は食事の前にこんな経文を唱える。

「色つやがよくなる」「気力が増す」など体への効用を説きます。

日本古来の風習―年間色々ありますが、幸福や健康に、あやかりたいものです。

(追伸)

美容室に行ったゆうちゃん。

大人っぽく見えますね。

寒くても元気な、ゆうちゃんでした。

歯科の先生に伺った所、正月明けに歯を磨くと「歯茎が腫れて出血した」「歯が痛い」「歯がしみる」といった患者さんが増えると。

その多くの原因が正月休み中の暴飲暴食が原因です。急性歯肉炎や知覚過敏、虫歯などを引き起こしていると言う。正月という長い休みの間、誰とも会わないので歯磨きがおろそかになる人が多い。すると急性歯肉炎になるだけでなく歯の表面に細菌が付着し、やがて脱灰(だっかい)が起こる。

これは虫歯の初期段階で歯が弱りつつある中高年に起きやすいのです。脱灰によりむきだしになった象牙質を歯ブラシや冷たい水などが刺激すると知覚過敏を起こします。

歯みがきは毎食後やるのが基本中の基本です。

みなさん、ゆうちゃんに負けないように磨いて下さい。