吐き気、嘔吐、下痢、激しい腹痛ー。年間を通じて最も多い食中毒の原因は「ノロウィルス」なのです。

2015年の食中毒件数1202件のうち481件(40%)を占めていて患者数では総数2万2718人のうち1万4870人(65.5%)に上ります。

ノロウィルスは生ガキに多く生息するため何となく「冬の食中毒」の代表と思われがちだが夏場もあります。食中毒の原因は2つあって「化学性」と「微生物性」がある。しかし数は圧倒的に後者で冬場はノロを代表する「ウィルス性食中毒」、夏場は鶏肉などに繁殖するカンピロバクター菌などによる「細菌性食中毒」が多い。さて夏場のノロウィルスの話ですが15年6月には宮城県で流しそうめんから食中毒が発生したし、神奈川県でバーベキュー大会に参加した男女55人が腹痛、下痢を訴え、うち19人からノロが見つかっている。

ノロウィルスの感染ルートは3つあります。

①ノロウィルスに感染されたカキや貝類を十分に加熱せず食べた。

②ノロに感染した人が十分に手を洗わずに調理した食品を食べた。

③ノロを含む糞便や嘔吐物を処理した。

特に①と②が多い。さてノロウィルスと言うと生ガキなどの魚介類、寿司や刺し身などの加工食品をイメージしがちだが事実は違う。それは全体の18.4%に過ぎず、65.7%は飲食店やホテルが提供する料理や弁当、和菓子やケーキ、クレープといった複合調理食品である。最近では乾燥した焼き海苔を細かく刻んだ「刻み海苔」による集団食中毒が複数の小学校で発生しています。

夏場はノロの発症数が少ないからと言って油断せずに手洗いを徹底して下さい。

そしてお弁当や外食は信頼できるお店に限って下さい。これが最大のポイントのような気がしています。

(追伸)  (写真4枚)

昔、ゆうちゃんと自撮りに凝ったことがありました。

日よう日に三越で偶然娘たちに会い、まりたんと自撮りをしてみました。

やはり見えているようで興味を持ってくれました。

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