認知症とは、脳を構成する神経細胞が急速に減少して正常な働きを失い、認知機能が低下する病気です。鍵や財布をなくす、人や物の名前が出にくくなる等。

さて最近の研究でアルツハイマー型認知症において初期症状が起こる前段階で嗅覚機能が衰える傾向にあることが明らかになってきました。

つまり予防の鍵は嗅覚機能。鼻から入ったにおいは大脳辺縁系という部分に伝わるのですがこのとき、においの情報が記憶をつかさどる海馬(かいば)を通ります。つまり普段からにおいを意識していれば嗅覚が刺激されることで古い記憶が呼び起されて脳が活性化することが考えられます。

嗅覚に刺激を与えて脳機能を維持するための手軽な方法として食事の時に香りの強い食べ物を10秒ほど意識的にかぐことが挙げられます。また柑橘系のアロマオイル(精油)やレモン、グレープフルーツ等の香りも良いです。

是非、試して下さい。

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