K君の了解を得て、以下の文を掲載しました。

返還後の本土復帰記念事業として沖縄本島・本部町(もとぶちょう)で1975年から1976年にかけて沖縄国際海洋博覧会が開催され、それを契機に沖縄本島では開発が劇的に進み、高速道路である沖縄自動車道の一部開業や各国道の拡幅、大型ホテルの建築などがもたらされました。私は、那覇市から高速道路を利用しても2時間以上かかる本部町で開催される意義がよくわかりませんでした。しかしこの地に立ち、写真のような美しい海と沖に見える伊江島(いえじま)からなる南太平洋のタヒチ諸島を彷彿とさせる風景を目にしたとき、この地で海洋博を開催することを決断した人々の気持ちが理解できるようになりました。

左の写真は、沖縄海洋博覧会公園から見た伊江島(いえじま)方面の風景。島のとがった山は城山(ぐすくやま:沖縄では城をグスクと読みます)で、沖縄の人々(ウチナンチュウ)は親しみを込めて「たっちゅう」と呼んでいます。

右の写真は、沖縄海洋博覧会公園より見た伊江島(いえじま)方面の夕景。昔のアメリカ映画の「南太平洋」に出てくるモーレア島の風景を彷彿とさせます。

 

 

 

 

 

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