最近の若い方は灯台にはあまり興味がない、と聞いた。世論の関心も低いのだろう。今日は「灯台」についていくつか書いてみたい。
沢野ひとしさん(エッセイスト)の文を読んでみた。イラストレーターでもある。
沢野さんは1944年生まれなので81才くらいであろうか。中1のバスの遠足で銚子の犬吠崎灯台の見学に行った。先生がガリ版で作ってくれた「静かな湖畔」を3部合唱で歌って盛り上がった。次にバスガイドさんが「これから犬吠崎灯台に行きます」と言い「喜びも悲しみも幾歳月」の歌を静かに歌ってくれた。この歌は1957(昭和32年)年、木下恵介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」は公開後、大ヒットとなり、同名の主題歌も若山彰により後世に残る曲となった。今でも灯台に憧れを持ち岬を旅する人はみんな「♪俺ら岬の 灯台守は」と心の中でメロディーが鳴っているはずである。沢野さんの一番の想い出は出雲日御崎灯台との事。(このコラムでも以前書きましたね。)44mの高さで日本一高く、てっぺんから目にした日本海の荒波の凄さに圧倒された。また犬吠崎の灯台から見ると、さえぎるものが全くない水平線が広がり地球が丸いことを実感した。
最期に能登半島の最北端にある禄剛崎(ろっこうさき)灯台。大化の改新後、北陸への大事な航路でその昔は、のろしがたかれた。断崖上にある灯台の敷地からは立山連峰、佐渡島が眺められるそうだ。
皆さん、是非「灯台」に関心を持って下さい。
週末、ずっと続いた大雨が11日の夕方にはあがり久しぶりにキー君を散歩に連れ出しました。
雨の2日間は、犬語で「KURUISO= WANWAN」とうるさく部屋で吠え続けていました。
外に連れ出すと、最大に尻尾を振り、喜び満面でした。
そんな1コマをどうぞ。
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