血圧の管理の上において絶対に避けたいNG行為について話します。
①よく尋ねられるサウナについて
サウナでは入る前より必ず血圧は上昇します。心拍数も(30分も入っていると)汗をかいて激しい運動をしている時と同じくらい増えます。
そしてこの状態でいきなり水風呂に入ると血圧が一気に低下し、ヒートショックを起こす可能性があります。
「サウナ」を健康の友にするには「サウナの前後に水をコップ1杯以上飲む」「サウナは60度で15分まで」「水風呂は入らない」を守って下さい。特に中高年の方は。
②便秘と尿意の我慢
便秘で排便のためにいきむと血圧は上昇します。また尿意をがまんすると血圧が上がります。
③男性の立ち小便
立ったままの姿勢が交感神経を緊張させて血圧は上昇します。そこに排尿による腹圧が加わり、より血圧が上昇します。洋式トイレの排尿は安全です。
④怒り
「激怒」はいわゆる頭に血が上がるわけですが、かなりの血圧上昇になります。
怒る前に深呼吸して気持ちを落ち着けて下さい。
⑤冷たい飲み物の一気飲み
ビールをはじめ冷たい食べ物、飲み物の一気飲みはヒートショックを引き起こします。
夏の冷たいかき氷を食べても血圧は上がりますので、ふだんから血圧の管理(内服等)をしっかりして下さい。