7月29日の日経新聞「春秋」欄でスイカについて議論していた。

夏といえば「スイカ」。我々の世代はまさにそうであった。店先で親父がトントンたたいて品定めをして、これぞというのを持って帰ってドボンと井戸水に入れるのであった。ロープをくくりつけて井戸へ落とすのが私の役目というより、やりたかったのである。半日ほどすると冷えて、みんなでむしゃぶりついたものです。そして食塩をふりかけて。こんな光景が理解できる方がはたして何人居るか?団塊の世代の人はみんなわかるでしょうね。

農水省の統計によるとスイカの出荷量は1973年に103万トンあったのが2015年には30万トンに落ちこんだ、とある。

核家族の消費者からは重い、でかい、扱いにくいと敬遠されている。農家も収穫が重労働なので作付けをやめていると聞く。

唯、この間、患者さんからいただいたスイカは甘くてびっくり。紹介しますが、「ブラックジャック」という新しい品種で種なしスイカなのに糖度が高くとても甘い。「スイカは種があるので面倒」と敬遠していた方々へ強烈なメッセージとなりそうです。

やはり「夏はスイカ」でありたいものです。

さて、まりかは初物のスイカはいかに?

スーパーで既に手がスイカのひもに伸びている。(みんなの予想通り)珍しそうに1口食べてからは、むしゃぶりついたようです。

どんどん食べて大きくなあれ!

明日8月7日は「バナナの日」です。

私の幼少の頃は高級品で病気で寝込んだ時のみ味わえる代物でした。

今日は北河修治・山野由美子先生(神戸薬科大学)の論文から引用しつつ、バナナに秘められたナゾを解き明かして行きます。

①バナナの皮は滑りやすい

皆さん経験がありますね。北里大学の馬淵清資教授(当時)が、バナナの皮がすべる理由を明らかにし、2014年にイグ・ノーベル賞を受賞しています。

理由として、バナナの皮の内側に多数存在するゲル状物質を含んだカプセル様の極小組織が踏まれた圧力でつぶれ、にじみ出た液体が潤滑油として働き摩擦力を大きく低下させるためとあります。

②バナナはどうやって増える?

バナナには種子がない。切断面で見える黒いつぶつぶは種子の痕跡です。もともとは種子があったが突然変異で種子のないバナナが出来た。そして株元から新しい芽を出し株で増えます。

③なぜ黒くなる?

成分のポリフェノールオキシターゼという酵素によってポリフェノールが酸化されメラニンを生成するためである。

④では、黒くなるのを防ぐには?

(私も実はよく知らなかったので覚えておいて下さい。)

冷蔵庫のような低温下にさらすと、熱帯植物のバナナにとっては過酷な状況である。そのため不飽和脂肪酸の生成が進み、細胞が破壊されメラニンの生成が進むため逆に反応が加速され真っ黒になります。

従ってバナナはスタンドにつるし、風通しの良い場所に置くのがベスト、と。

また暑い夏は新聞紙にくるんで保温し、それをビニール袋に入れて空気を遮断してから冷蔵庫に入れるのは効果的だそうです。

最後にミニ知識を。

日本人の最も良く食べている果物(消費量)のベスト3は、バナナ、りんご、みかんの順。

成分はカリウム含有量が多く血圧降下作用が期待される。またビタミンB6も多く、舌炎や口角炎の予防になります。

輸入先の80%はフィリピンです。

役に立ったでしょうか?

ウナギは確かに夏バテには効果大ですが、シラスウナギの不漁で高値となり庶民には手が届かなくなりました。

ウナギの栄養素はタンパク質、DHA、EPA、ビタミンA・D・E・B群の他にカルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルが含まれています。そして、疲労回復効果をもたらします。

ウナギ以外で捜すと、貝類、豚レバー、山芋などがありますが、今日はドジョウを取り上げます。

「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」という言葉があるほど昔から庶民の滋養強壮に役立ってきました。ウナギに比べたらドジョウの体長は短いですが、ウナギ一匹分に匹敵するパワーが身につくということです。

特にドジョウのカルシウムはウナギの9倍。ビタミンD、タンパク質も豊富で男性機能に大切な亜鉛も摂取できます。

ウナギより安い「どぜう鍋」-いかがですか?

(追伸)

熱中症で倒れる人が全国で相次いでいます。

夏と言えば甲子園の高校野球ですが、球児はもちろん観客の大勢の事を考えると体に無理のない(大阪での)ドームを使用させていただくというのはいかがでしょうか?

根性だけの時代とは決別した方が長続きすると思いますが・・・。

夏になると、ひまわりの群生を見たくなる。今年は大洲が水害でダメになったので知人・友人を通じて捜していたら松前の中川原にある、ひょこたん池公園にひまわりはありました。

7月22日に孫達がやって来たので早速出かけました。

ひょこたん池は重信川の伏流水が浸出して池を形成したもので、とてもきれいな水の中を鯉やカモが泳いで居てとても癒される場所です。

子供用の遊具も置いてあり、ゆうちゃん達は喜んでいました。隣接には広大なひまわりやハスが花を咲かせ、写真を撮りまくりました。こんな近くにのんびりした自然があるのですね。

帰りにすぐ近くのパンメゾンで塩パンを買いました。出来たてのホヤホヤでみんな大満足でした。

まりかだけは御機嫌ななめで、いい写真は撮れませんでした。

いい夏の想い出でした。

7月21日(土)、恒例の暑気払いを行った。

二十四節気の大暑を23日に控え、最高の熱気の中での開催となった。「邪気を払う」ということから始まったとされる暑気払い。みんな浴衣で勢揃い。女性が多いため、とても艶やかな宴会となった。

浴衣ショーやビンゴゲーム等で盛り上がり、大いに英気を養いました。ゆかた大賞は外来主任の今井さんでした。さて、浴衣ショ―は2組でrunwayを往復して審査員が採点します。(runwayとは元来、飛行機の滑走路の意味ですが、ファッションショーでモデルが歩く花道に転用されて使われています。)

最期は私が「ふたりの愛ランド」と更に「ヤングマン」を熱唱(?)し、みんな総立ちで踊って終了となりました。

尚、下駄は娘の義母からいただきました。とても素敵でした。

 

 

 

団塊の世代が全員75才以上になる「2025年」も目の前に迫ってきました。(ゴルフ人口も極端に減るとも危惧されています。)

その前に筋肉の減少を最小限にとどめ、いつまでも歩く、食べる、考えることができるようにしたいものです。老化は筋肉の減少から始まります。「サルコペニア」という言葉を最近よく耳にすると思います。サルコは筋肉、ペニアは減少というギリシャ語で筋肉減少症とも表現されます。

筋肉量は20才を最高に年1%ずつ減っていきます。10年で10%減り、60才では40%も減ります。

そこから急降下し生活に支障が出ます。

いつまでも若々しくいたいなら筋肉量の低下をなるべく最小限にとどめることです。

20才の筋肉量を維持出来れば理想的なアンチエイジングになります。タンパク質を十分に摂り、筋トレを含めた運動をして下さい。筋肉は黙っていれば減る一方です。サルコペニアが進むと、これまたよく聞く「フレイル」(虚弱)が待っています。体重の減少、疲れやすさ、歩行速度の低下等が進み、要介護となります。

多くの高齢者はサルコペニアから身体機能や認知機能が衰えるフレイルへと進むのです。

粗食をやめ筋肉の原料となる肉や卵を積極的に食べ、運動をして筋肉を低下させないようにしましょう。

これが元気で長生きの鉄則です。

平昌オリンピックを見ていると、超人的なアスリートで金メダルを獲得している人達を見る反面、失敗した人はあまりフォローしない。

しかしトップアスリート達は競技前にうまくいかなかった時のことまで考えて準備していることはあまり知られていない。

①優秀なアスリートになるためには、うまくいかないことがあるという現実にきちんと向き合える心の強さが必要である。

②更に、うまくいかないときにどうするかという対処法まで考えておくと不安は軽くなる。

①、②を併せ持っていると、うまくいかなかったときに慌てないですみます。

これらは私達の生活でも生かすことが出来ます。

人生はイケイケドンドンばかりではありませんから。

(追伸)

ピアノの発表会のゆうちゃん。

付き合った、まりたんの笑顔。何が嬉しかったのでしょうか。

手に持ったペットボトルが大きく見えるのは、まだ、まりたんは小さい?

年をとると歯や歯を支える筋肉が劣化することで歯裂が崩れ、虫歯も出来やすくなる。

さて虫歯になりにくくする方法はさまざまあるが食事法も大事である。

食べ物の中には口の中をきれいに掃除してくれる「清掃性食品」といわれるものがあります。

①食物繊維を多く含み糖質や油分が少なく硬くてのみ込みやすいもの。

キャベツ、ニンジン、レンコン、レタス、ゴボウ、セロリ等の野菜。

②唾液の分泌を促すもの。(間接清掃性食品)

梅干、酢の物

その他、虫歯予防効果のある食べ物としては、フルーツや煮干しなどの硬いもの、歯を丈夫にしてくれるカルシウム豊富なチーズや牛乳、ビタミンDやビタミンKを多く含む魚類やキノコ類も良い。

逆に良くないものは「停滞性食品」と呼ばれています。糖や油分が多くて歯にくっつきやすいもの、例えばビスケット、チョコレート、パン、カレー、スパゲティー、ポテトチップス等。これらはよくかまずにのみ込めて唾液が出ず、歯と歯の間などに食べかすがつきやすく虫歯が出来やすいのです。

まとめると、食事の順番が大事で停滞性食品の後に清掃性食品を食べて下さい。

最後に、食事の後で日本茶を飲むことは理にかなっています。渋味には抗菌作用が優れているカテキンが含まれておりフッ素も含まれているからです。ウーロン茶もポリフェノールのおかげで歯垢を作りにくくしています。

(追伸)

あるMRさんが、まりちゃんへ「飛び出す絵本」をくれました。

早速、送ってやったら、ゆうちゃんに説明を受けながら、随分、喜んだようです。

面白い絵本ですね。感謝。

最後に水害は皆様、大丈夫だったでしょうか。被害に遭われた方々の一日も早い復興を祈ります。

数年前に担当だった女性MR、Tさんから(今は他県に居るのに)お見舞いメールをいただき、大変、嬉しく思いました。遠く離れていても気にかけてくれて嬉しかったです。ありがとうございました。

健康には運動や食事も大事だが、空気を吸ったり吐いたりする力を忘れてはならない。

成人の1日の空気摂取量は20kg。肺から取りこまれた空気は肺胞から血液に溶け込み全身に流れる。しかし加齢と共にその機能が低下すると疲れやすくなる。とくに梅雨時は呼吸が浅くなりがちになる。(自律神経の乱れによる。)

よく太ってもいない、タバコも吸わないのにカラオケで息が続かない人が居る。駅の階段も息切れし疲れやすい。これは空気を吸う力が衰えて全身に運ばれる酸素量が減って、細胞がエネルギー不足になるからです。おそらく呼吸筋の衰えだと思います。

よく医療機関で行うスパイロメーターで調べると年々減少し呼吸が浅くなっている人が居ます。

では呼吸筋を鍛えるには?

例えば縁日で、おなじみの「吹き戻し」を使って強く息を吐く。その他、両手を組んでゆっくり息を吸いながら両腕を後頭部に当て強く吐きながら腕を振り下ろす。

いわば剣道のエア素振りのような運動をすると横隔膜を意識的に動かせます。

エア素振りや吹き戻しを毎日5分やると呼吸が楽になります。

是非、呼吸筋を鍛えて下さい。

(追伸)

スカパラのバリトンサックス、ボーカル担当、谷中敦(やなか あつし)さんは、作詞家・俳優としても活躍しています。

彼はTwitterでつぶやいたり友人に詩を送ったりすることも活発な方ですが今日は彼の名言の一つを載せたいと思います。

「悲しみが幸せを区切る。

だから悲しいことの直後に新しい幸せはもう始まっているんだ」

皆さんの参考になりますように。

 

 

 

 

人生では何が辛いし、何が不幸を呼ぶかはわからない。宝くじに当選しても周囲との関係がこじれて人生が暗転した人を多く見聞きしてきた。

まさに「人間万事塞翁が馬」である。

何が起きてもそれをどう捉えるかで人生は大きく変わる。

心理学では「リフレーミング」という用語があります。

一見、マイナスに思える要素も見方を変えるとプラスに転じるという意味です。

「いい加減な性格」は「おおらかで寛大」、「飽きっぽい人」は「好奇心が旺盛」という具合に、言葉を置き換えるだけでポジティブに捉えることができる心理的メソッドである。

さて、それでもダメな人に「日記を書く」ことをオススメしたい。出来事を言語化することで内面と距離を置いて冷静かつ客観的に出来事を捉えることができます。

日記形式で「今日は失敗したが次回は取り返そう」と書くだけで新たなパワーが生まれます。

一行でもいいから続けてみて下さい。

(追伸)

生まれて初めて食べるサクランボ。まりたんはいかに?

種を心配そうに見る、ゆうちゃんが印象的です。

結果はおいしかったのか、むしゃむしゃと。

種を避けるように次々とかじって食べる、まりたんでした。

まるで、鳥の「ついばみ」ですね。