ストレスを感じるのは主に「前頭葉の右側」だと言われる。

この部分に血流が集まりやすい人ほどストレスがたまりやすい体質であることが明らかになってきました。

何らかの方法でこのストレスを軽減出来ないか?

音楽(6月7日号)や部屋の照明もあるが今回は、心地よい香りを嗅ぐことでリラックスするで知られているアロマテラピーである。

いくつかの香りがある。

①ラベンダー・・・定番でリラックス効果が高く安眠を促す。

②ベルガモット(かんきつ系)・・・①が強すぎて苦手の人。

③イランイラン・・・不安感が強い時や緊張しているとき。

④オレンジスイート・・・③が好みでない人。リフレッシュ効果が高い。

⑤カモミール・・・精神的にダメージを受けている時に鎮静効果が高い。

その他、色々あるがあくまで自分が「心地よい」と感じるものを選んで下さい。アロマオイルをハンカチに1~2滴垂らしてリラックスしたい時に嗅ぐとか、ビジネスバッグに入れておくのもいいし、寝る前に枕元に置いて香りに包まれて眠るのも良いです。

好きな香りを嗅ぐことで前頭葉を落ち着かせ脳をリラックスして快状態にすると表情も優しくなり周りの人に好意を持たれます。幸運もきっと巡ってきます。

(追伸)

ゆうちゃんが9才になって、みなさんからプレゼントをもらって喜色満面です。

まりかが欲しそうにしています。

いただいた方々に感謝申し上げます。(写真9枚)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イギリスの心理学者で「運のいい人の法則」という著書もあるリチャード・ワイズマン博士。

「運の科学的研究」を開始したというユニークな人である。

調査は10年以上に及び協力者は数百人を数えた。その結果、「運のいい人」に共通する4つの法則にたどりついた。その4つを報告します。

①チャンスが最大限に拡大するように努めること。

②自分の本能や予感に素直に従うこと。

③幸運を願って期待すること。

④不幸を幸運に転じさせること。

①~④が出来ればすばらしい運がやって来ます。

④等は「禍を転じて福となす」です。

ワイズマンの法則は「行動習慣を変えることにより幸運を呼び込むことが可能になる」と教えています。

最後に、幸運は長続きしません。運が向いたら惜しまずに最大限に利用して下さい。

(追伸)

2人に幸運が訪れますように。

ちなみに、今日はゆうちゃんの9才の誕生日です。

おめでとう。

若山牧水という歌人は知っていますね。

「自然美」「旅」「恋愛」「酒」の主題が多いです。

その酒のテーマの中に

「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり。」とある。何と25才のときである。

旅を愛し旅にあって各所で歌を詠み日本各地に歌碑がある。一日一升の酒を飲んでいたそうで、当然ながら肝硬変で亡くなった。

さてWHOによると2016年に世界でアルコール依存症に苦しんでいる人が2.8億人と書いてある。

世界の成人人口の5.1%、日本では3.4%が該当する。死亡者も300万人/年と言う。

牧水は43才という若さで亡くなった。朝酒をたたえる作品も見られるが、やはり過ぎたるは・・・である。

当院にも多くのアルコール依存の方が来院する。

「酒は百薬の長」にしたいものである。

高血圧の治療をする医師はみんな日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン(JSH)に沿って説明し、降圧剤の内服の必要性や目標を伝えている。

しばらく変更がなかったが、2019年のガイドラインでは変更予定と聞いた。

米国も欧州もガイドラインを持っている。

さて2019年の素案によると降圧目標値が75才未満の患者は130/80mmHg未満に引下げ厳しくなる。

75才以上も引下げ140/80mmHg未満となる。

何故か?

日本の高血圧患者4300万人のうち降圧目標に到達しているのは2016年時点で1200万人しかいないことが判明した。

これを何とかしないと心筋梗塞と脳卒中が減らないし、医療費がますます増えると。

これは世界的潮流でもあります。

予防できる病気の1つ「高血圧」。国民全体で注意を払いましょう。

9月の連休に家族と事務長で東北は青森の旅に出かけた。

以前にも書いた八甲田ビューカントリークラブでのゴルフをするためだが並行して、十和田湖や奥入瀬渓流、棟方志功記念館、酸ヶ湯温泉入浴等を楽しんだ。

青森市内はねぷた祭りの準備中であった。宿泊した八甲田ホテルから酸ヶ湯温泉は車で3分の距離にあった。酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)は千人風呂の混浴が有名で白濁した、いかにも温泉という風情が豊かであった。湯治としても通(つう)なら誰でも知っている人気温泉です。

十和田湖や奥入瀬渓流は十和田八幡平国立公園で特別名勝となっているだけあって、とてもすばらしかった。

八甲田ビューカントリーでのゴルフも、バックに八甲田山を眺めながらナイスショット(?)でした。

いずれにしても晴天に恵まれ幸せでした。写真をどうぞ。(12枚)

 

ゆうちゃんの好きな「シジミ」。

縄文時代から食べられてきた二枚貝。その名は「縮む」の古語である「しじむ」に由来する。日本にあるのはヤマトシジミ、セタシジミ、マシジミの3種。しかし99%がヤマトシジミです。有名な島根の宍道湖や青森の十三湖は地理で産地として習いましたね。

しかし近年は資源減少で国内流通の半分以上が台湾、中国、韓国産となっています。

さてシジミは貧血の予防・改善効果が有名で、赤血球を作る鉄や銅、ビタミンB12が特に豊富です。アサリと比べ鉄は約2倍、銅は7倍も含まれています。

その他、肝機能の向上や疲労回復に効果があります。

シジミが最もおいしくなるのは産卵期で身が大きくなる夏。土用の時期に出回ることから「土用シジミ」と呼ばれてきました。(冬は「寒シジミ」と呼ばれます。)

シジミはみそ汁のほか、パスタや炒め物、炊き込みごはんの具にするのもおすすめです。

酒の宴で最後にごはんとシジミみそ汁ー私の好物です。

小さな粒にうま味と栄養たっぷりのシジミの話でした。

 

 

(追伸)

後日、書きますが9月に青森へ旅行に行って買ってきた十三湖のシジミ汁はおいしかったです。

以前にも書きました「フレイル」。

高齢者では低栄養でフレイルにつながると書きました。アルブミンが高い群と低い群で生存率に差があること。肉や卵、脂肪分を取ると上がること。

老化に伴い消化機能は落ちます。「脂っぽい食事をすると胃がもたれる」というのはその証です。肉や揚げ物を避けてご飯、みそ汁、焼き魚を少々。このような食事パターンですと「太らない」「脂肪がつかない」などから一見、健康そうに見えます。

健康意識が高い人は「体重は低い方が良い」と思っていますが、60才以降は「高めではなく低めがいけない」のです。

血清アルブミン値が低いとインフルエンザワクチンの抗体がつきにくいなど感染症に対しても弱くなります。

健康寿命どころか寿命そのものが危ない。

バランス良くしっかり食べてよく動く。活動的に動くためにも体力は必要です。

「肉食老人」を目指しましょう。

(追伸)

フレイルとは無縁のまりちゃん。

「かくれんぼ」の1コマです。

暑い日が本当に今年は続いた。しかしそろそろ空気が冷たくなってきた。そこで気をつけたいのが「寒暖差」だ。前日より5度以上下がると体内では体温調節に膨大なエネルギーが取られるために疲れやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞等のリスクも高くなる。

5度以上の差は肌が明確に感じるほどの温度差であり、体は寒さから身を守るために体内で活発に体温を上げ体温を逃がさないために多くのエネルギーが使われます。この疲れを「寒暖差疲労」と言う。

体の冷え、めまい・肩こり・顔のほてりなど不調の原因となる。「暑いときは何でもなかったが肌寒さを感じてから疲れが出て、ひどいとなかなか起き上がれない」と訴える人もいる。人は体内や細胞の酵素反応を適切に行うために体温を36度前後に保っている。中枢は間脳視床下部にある。しかし温度差が大きいと体の機能だけでは対応できなくなるので、温かい飲み物を取るなどして徐々に体を寒さに慣らして下さい。

早目に上着を羽織るなどして体を冷やさないことや体の内側から温めるために体を温める食材を取って下さい。ニンジン・タマネギ・レンコン・カボチャ・ショウガ等。また、ウォーキングや全身のストレッチで体を動かして下さい。

急な寒さー注意して下さい。

(追伸)

人生、1人で困難でも2人なら何とか立ち向かえます。

「ふたりで、いちに~の~さん」。(写真3枚)

 

 

 

 

 

現状がとてつもなく悪い時に、そこでがんばるのか、それとも手放してリセットするか。人の一生には、いつもついて回ることである。株でもそうである。

ここでは「手放す」から更に一歩進んで「差し出す」ことも考えてみる。たとえば職場の後輩に「食事をおごる」とか、小銭単位でもいいから「募金をする」のでもいい。「贈り物をする」「電車で席を譲る」「道に迷っている人を助ける」等々。

誰かに何かをしてあげることで自分も喜びを得られる。見返りを期待しない。いいことをして、いい気分になることで脳は快状態になり精神状態もよくなってゆとりが生まれる。そんな気持ちのゆとりが大切である。

気持ちにゆとりがあれば表情は和らぎ印象も良くなる。他人にさらに優しく出来るし、仕事でもいいアイデアが浮かんでくる。まさに好循環である。

とにかく「他人に何かをしてあげる」ことが格好のスタートになり、それを繰り返しているうちに思わぬ幸運が舞い込んで来ることを、私は亡き親父から教わりました。

(次回は9月20日です。)

狼狽(ろうばい)する、という言葉はよく使われますね。「うろたえる」ことですが、この漢字、2文字共にケモノヘンです。二種類の動物を並べた熟語である。

「狼」はオオカミだが「狽」は?これはオオカミの1種だけども、想像上の動物である。というのは漢字博士、阿辻哲次さんの説明である。中国は明の時代の書物に「狼は前の二足長く、後ろの二足短し。狽は前の二足短く、後ろの二足長し。狼は狽無ければ立てず、狽は狼無ければ行けず、もし相い離るれば則ち進退すること得ず」とある。両者は常に一緒に行動する必要があり、どちらか一方が離れると、とたんに歩けなくなってしまう。それで、あわてふためき、うろたえることを「狼狽」というようになったのです。

ついでに狼の糞は燃料として使われ、燃やすと煙がまっすぐに上がることから、ノロシを上げる時の燃料にもってこいであった。ノロシを漢字で「狼煙」と書くのはそのためです。

漢字の成り立ち、面白いですね。