痛風は圧倒的に男性に多い。何故か?女性は女性ホルモンのおかげで腎ぞうから尿酸を排出する力が男性より優れているからです。東大の研究グループにより尿酸の排泄に関する遺伝子ABCG2遺伝子が変異を起こすことで腎ぞうから尿酸を体外に排出しにくくなることもわかっています。また痛風の患者さんの60%は肥満。肥満になると尿酸の排出量が減り、肥満を治すとそれが戻ることもわかっています。

さて老廃物のプリン体の7~8割は細胞核を分解する過程で生成され、食べ物によるものはせいぜい2~3割。体内で作られるプリン体には2つあって細胞の新陳代謝に伴って産出されるものと急激な無酸素運動によって作り出されるものがあります。つまりプリン体を多く作る原因は食べ物以上に日頃の体の動かし方などにあるのです。

さてビールを飲んだからと言って尿酸を排出する力さえ整っていれば痛風の発症リスクを大きくアップさせるものではないともいえます。

痛風が気になる人はビールを飲むとき尿酸値を下げる野菜、海藻、酢の物などのアルカリ性食品を摂って下さい。又、飲酒後はお酒と同量の水を飲んで尿酸を排出させて下さい。あと肥満に注意し有酸素運動も習慣にして下さい。

 

中年の患者さんから「歯が特に冷水などでしみる」といった知覚過敏の相談を受けます。私の専門ではないので歯科の文献より引用します。

歯の中心には歯髄という神経組織があり、その表面を象牙質とエナメル質が覆っています。表面が削れると歯髄に近い部分が露出してまず冷たいものがしみるようになります。

さらに削れると熱いものがしみるようになり、最終的には常に痛みを感じる状態になってしまうようです。そうなるとプラスチックの充填剤でえぐれた部分を埋めるしかありません。

知覚過敏が中高年に多いのは歯茎が下がって歯の軟らかいセメント質が露出するから。

それ故、中高年になったら若い頃より弱い力で歯磨きをしなければ歯が削れてしまうのです。

歯ブラシも軟らかいものにして下さい。

尚、コマーシャルの知覚過敏用の歯磨き粉は医療用より低濃度なので誰にでも効くとは言えないそうです。

スポーツの秋だが子供が「ボールが胸に当った後、倒れた」時、皆様はどう処置しますか?

呼びかけても反応がなく普段通りの呼吸をしていなければまず胸骨圧迫を始めて下さい。そしてAED(自動体外式除細動器)を始めて下さい。

スポーツ中に胸の真ん中から左胸に衝撃が加わると「心臓震とう」→「突然死」の可能性が特に小児に多いのです。

胸への衝撃で心室細動などの不整脈を起こし心停止となります。小児は大人と違って胸の筋肉や骨が未熟で衝撃が心臓に伝わりやすいからです。

データを調べると胸への衝撃では①野球のボール②フットサルのボール③空手④ソフトボールのボールと続きます。

とに角、「呼吸がおかしい」、「意識や反応がおかしい」時は直ちに救急車を呼んで下さい。

(追伸)

娘の家には我が家のオンプ君(トイプードル)の子供、アル君が居る。まりかが生まれた時には住んでいた。まりかは、この「動物」は何だろう?と不思議に思うようである。接近すると怖くて大泣きになるが、興味はあるようである。

仲良く同居して欲しいものである。

ゆうちゃんの優しさが伝わってきます。

(写真4枚)

今日はとても不思議な体のサインのお話です。

医学雑誌を読んでいたら日立総合病院の中野謙介先生の書かれている内容に強い衝撃を受けましたので紹介します。

それは「耳たぶのしわは突然死のサイン」と言うものです。

耳たぶを後下方に走るしわがある人は突然死(正確には心血管死)しやすいと。このしわはear lobe creaseと呼ばれフランク徴候とも言われます。

古くは晩年に相当な暴飲暴食をし、心疾患で死去したとされるローマの皇帝ハドリアヌスがその彫刻像においてear lobe creaseを両方の耳にしっかりと刻まれていることは非常に興味深い。

下の写真のような耳たぶのしわを発見された時は、念のために循環器疾患の検査をしておかれたらどうか?と思います。

(追伸)

まりたんは「早く私も小学校に行きたいな~あ」。

タンバリン(?)も持って活発です。ごはんも、よく食べるとか。

(写真2枚)

 

 

 

 

 

 

 

アーモンドはバラ科サクラ属に分類される落葉高木でスイートアーモンドとビターアーモンドの2種類があります。食用となるのはスイートアーモンドです。種の中心にある「仁」(じん)が可食部です。

アーモンドはビタミンEの含有量が食品の中でもトップクラスです。ビタミンEは抗酸化作用を持ち体内の脂質の酸化を防ぐ働きがあり動脈硬化の予防をします。またホルモンの生成や分泌にも関わっていて、ホルモンバランスを整える作用があります。他にも美肌づくりに大切なビタミンB2、高血圧予防に大切なカルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富です。

たまにアレルギーを持つ方もいるので注意して下さい。アーモンドの約半分は脂質で1粒が6㎉あります。食べすぎには気をつけて下さい。

アーモンドを含めナッツは硬い細胞壁で細胞が覆われています。よくかんで細胞壁を壊すことが大切です。

細かく砕いたアーモンドは粒のまま食べるより2倍以上消化が良くなるので、かむ力が弱い人はあらかじめ細かくしたものを摂って下さい。

お酒のつまみに私もアーモンド、大好きです。

 

(追伸)

秋は読書、芸術。

ゆうちゃん、バレエもがんばってますね。

(写真5枚)

ある患者さんが「どうも酒の飲み過ぎでしょうか?最近太るのです。」と。回答は100%間違いです。

肥満の原因は血糖値が急上昇することです。血液中の糖分が急激に増加するとインスリンが分泌され余分な糖が脂肪に替えられます。これが肥満のメカニズムです。

「アルコール」は血糖値を下げます。当院の患者さんでアルコール依存の方がアルコールだけを朝から飲んで「低血糖→意識障害」になって何度も救急車のお世話になっている人が居ます。理解力の乏しい人で繰り返しています。アメリカの糖尿病学会では「アルコールは低血糖になるので要注意」と言っています。日本では未だにお酒が肥満の原因と誤解されていますが、やせるために制限すべきはカロリーではなく糖質です。血糖値を下げるアルコールはむしろダイエットの味方とも言えます。唯し、ビールや日本酒は比較的糖質が多いのでダイエットのためなら糖質を含まない焼酎やウィスキーがお勧めです。

最後に、ワインも糖質がありますがなぜか一番、血糖値を下げます。特に白ワインだそうです。

 

(追伸)

あしたはハロウィン。

早速、ゆうちゃんは習い事のパーティーにお出掛けです。

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我が家には27年前に建てたときに今は亡き植木師Yさんが、庭に金モクセイと銀モクセイを植えてくれた。金と銀では整理すると次のような違いがある。

①花の色が・・・金モクセイは黄やオレンジ、銀モクセイは白やアイボリー

②花の数・・・金はたくさん咲かせるが銀は少ない

③花の時期・・・金は早く銀は遅い(10月)

④香り・・・金は強く銀は弱い

⑤花言葉・・・金は謙虚、銀は初恋

さて金モクセイは育てやすく毎年、強い香りが風に乗って運ばれ何となくほっとした気持ちになりますね。皆さん、御存知だと思います。大体、お祭り頃に決まって香ります。

一方の銀モクセイはこの27年間、なかなかしっかり咲きませんでした。毎年、中心は金モクセイでした。(本によると養分をたくさんやって土壌を酸性化すれば銀は咲くとありましたが。)その銀モクセイが今年は立派に白い花をつけました。きっと、まりかの誕生を祝福してくれたのでしょう。(まりかは10月20日で7ヵ月になりました。)花言葉の「初恋」に、まりかを重ねながら毎日、見ています。

(写真3枚)

(追伸)

ゆうりとまりかは、姉妹で仲良くやっています。

ゆうちゃんの誕生日プレゼントを「私にもちょうだい」と訴えている、まりたんも面白いですね。

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患者さんから「休日に寝だめをしているから大丈夫ですよね?」とよく質問を受けます。

回答は基本的には寝だめは体や脳に良い効果はありません。しかしそれは寝だめの仕方に問題があります。

睡眠中は深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を交互に繰り返します。

就寝後6~7時間後は最も睡眠が浅くなり、その後も浅いレム睡眠が続きます。つまり寝だめしても7時間以上は浅い睡眠しか取れず休息にならないのです。

更に休日にいつもより遅く起きると体内時計が狂ってしまいます。体内時計が狂うとホルモン分泌や自律神経のバランスが乱れ体調を崩しかねません。いつもより長く眠りたいなら、就寝時刻を早めて起床時間はいつも通りにして下さい。

「7時間以上の寝だめは逆効果」を覚えておいて下さい。では日頃の睡眠不足の解消方法は?

これは短時間の「補充睡眠」をとることです。日中、眠くなったら20~30分の昼寝をして下さい。あまり寝すぎると今度は夜寝れなくなるので要注意です。

 

ローラースケートを初めてやったゆうちゃん。

すいすい すべれたとか。まりたんも大きくなり、ゆうちゃんも抱えるのに重そうです。

最近は座ることが出来るようになり、何でも口にします。10月1日より離乳食を開始しています。

さて、昨日10月18日は、ゆうちゃんの8才の誕生日でした。

もう8年も経ったのですね。たまたま15日の日よう日に遊びに来ました。雨の中、私はエリエールGCでゴルフをしたのですが、かえでの葉っぱを、まりたんのために拾って帰宅しました。珍しそうにしていましたが、やっぱり食べてしまいました。

ゆうちゃんは職員有志がくれたプレゼントに嬉しそうです。かわいいですね。皆さんありがとう。

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秋になると栗。主婦にとっては「栗むき」も、やっかいな仕事の一つ。さて、家内が当院ナースIさんの母親からいただいた栗をむいています。注目は栗をむいた殻を入れる袋です。2002年に家内の母親、今は亡き後藤田艶子さんが新聞紙で作った手製のごみ箱(栗皮入れ)です。まだいくつも残っていて、母を想い出しながらせっせせっせと栗をむいているそうです。

ここで1句。「栗の皮 ためるごみ箱 母の愛」。

最後に職員が作った栗ご飯も載せます。

(写真6枚)

 

 

(追伸)

今年はインフルエンザが異例の早さで猛威を振るい始めています。さいたま市の小学校ではA型インフルエンザの集団感染で学級閉鎖を行い、川崎市の小学校でも1、2年生が学年封鎖された。

毎年のことですが、10月15日より解禁となるインフルワクチンは是非、自己責任として受けるようにして下さい。10~11月中に終えておくのがベストと考えます。