Category: 院長コラム

大学四国同窓会

母校、東京医科歯科大の医科同窓会(四国ブロック)が3月9日(土)、高知で行われた。四国のため毎年、持ち回りで4年毎に各県に当たる。

今回は9名の出席であった。高知市内の養花天益倉(ようかてんますくら)という料亭で行われ、大いに盛り上がった。

医科同窓会の理事長である佐藤達夫先生が東京から駆けつけてくれました。先生は白髪で81才ですが、とてもお元気です。私が大学3年生の時に解剖学を教わりました。先生は2017年に瑞宝中綬章を受章されています。30年間の教員勤務の実績に加え、解剖学の発展に大いに寄与したためだと私は思っています。

佐藤先生から現在の母校の発展のお話、特に研修病院として研修医からの人気がNO1.であり続ける理由等を詳しく話してくれました。皆、母校の発展に誇りを持てた2時間だったと思います。四国各地で活躍する同窓会の皆様の自己紹介を聴きながら私も背筋を伸ばす機会を与えられました。

ライトアップされた高知城も素敵でした。

 

32周年

本日3月11日で当院は32周年を迎えました。

32年前の開院日の朝、大好きな歌「早春賦」(春は名のみの 風の寒さや♪♪♪)を口ずさみながら、自宅から病院へ出勤したのを今でも想い出します。

義父、後藤田公夫先生の後藤田内科開業から数えると51年となります。51年間、ずっと来てくれている方は高齢化したものの皆様、元気で通院されていて感謝です。

今後も皆様に愛される有床診療所でありますように努力したいと思いますが、何でも私なり職員なりにアドバイスをいただけたら幸いです。

最後に、ゆうちゃん、毎年ありがとうね。がんばります。

(追伸)

菜の花畑は大洲近郊です。本当に春ですね。

 

笑顔の習慣

せっかくの愛くるしい美人なのに、つまらなそうな顔をしている人がいます。

ホリプロの創業者、堀威夫氏が次のように言っています。

「どんな時もよい顔を作れていなければ人も運も寄ってこない。お通夜の晩のような顔をした人間には、勝利の女神がほほ笑むはずがない」と。

本社の姿見の鏡の端に「いい顔をつくろう」と書いたそうです。

楽しいから笑顔になるのか、笑顔だから楽しくなるのか。これは難しいですが、あえて笑顔にすることで人生が快活なるというのが今の通説です。

米国の心理学者、ポール・エクマン博士は人間の目の周りの筋肉と口の周りの筋肉を動かすと脳が活性化すると言っています。

日常のあいさつを笑顔でするのは自分のためです。

どうかみなさん、いい笑顔を!

 

果物の色

バナナが黄色になったり、いちごが赤くなったりするのは、実は動物に熟したことを知らせるためだ、との説がある。

またバナナやリンゴは切って時間が経つと褐変するが、いちごはしない。これは酸化防御系が異なっているからである。

さて果物の色は人間以外の動物も見えているのだろうか?

実は動物によって色の識別能力は異なるのです。

人間は赤、緑、青の三原色を基本とする。これに対し、犬や猫は嗅覚こそ優れているものの、赤、青の二原色である。進化の過程で哺乳類が肉食恐竜などの捕食者から逃れるために、一度、夜行性になったことに関係しているそうです。愛犬、オンプ君に私がおしゃれな服を着ても全くカラフルに見えてないようです。

一方、鳥類は嗅覚は劣るが視力に優れ、赤、緑、青に紫外線を加えた四原色が基本です。

人間に生まれて良かったと思っています。

肥満手術

70歳を表す「古稀」は中国の詩人、杜甫の詩にある「人生七十古来稀なり」に由来しますが今や70歳は“稀”とは程遠くなりました。

さていかに寿命を合併症なく伸ばせるか?に医学は腐心しています。

今、世界で肥満治療の選択肢の1つに「外科手術」があがってきた。肥満手術とは、胃や小腸に外科的処置を施して摂取量や栄養吸収の制限により大幅な体重減少、更に合併する糖尿病など代謝性疾患の改善を得ようという治療法です。BMIで30~35以上の高度肥満者が対象となる。1991年に米国で始まり90年代後半から欧米で急速に普及した。

全世界の手術件数は2003年14万6000件、2013年46万8000件、2017年65万件とうなぎ登りである。ほとんどが腹腔鏡下手術である。

切れ味の良い抗肥満薬がないこともあり、高度肥満の治療は洋の東西を問わず大きな問題となっている。

内科治療では限界があるが肥満手術なら30%程度の体重減少が可能であり、ついでに合併症の糖尿病等も改善されることから、これからは肥満手術が日本も急速に拡がってくると思われます。もちろん術後のバックアップ体制の確立が急務です。

こころの疲れ

私は身体の疲れを治す医師ですが、現実、多いのは「こころの疲れ」ではないでしょうか?

血液検査のように数値化しにくいのですが、心理的な疲労に関心を持つべきだと思います。これは「働き方やコミュニケーション」が要因になることが多い。定年や転勤等も重要な原因である。

50代の会社人間が陥りやすいのが「詰め込みタイプ」である。仕事も遊びもパワフルに楽しむうちにスケジュール帳が余白なくびっしり埋まっている、という人は「予定の詰め込みすぎ」が原因でやがて、うつ気分→うつになることがある。

最初は動きすぎたための肉体的疲労が次にこころの疲労を併発してきます。こういうタイプの方は、では「ゆっくり休む」が治療法かというと、それがまたストレスになる。

とにかく予定が埋まっていないと気が済まない。

一番の対処法は、月に何回かは誰とも会わない日を設ける等して無理にでも休むことです。

あてはまりそうな人は是非、試して下さい。

 

グレープフルーツと文旦

グレープフルーツという名前は果実がぶどうの房のように実ることに由来する。果肉にはフラボノロイドのナリンギンとネオヘスペリジンが含まれており苦みの原因となっている。

一方、文旦はザホンやボンタン、ジャボンとも呼ばれ果皮が非常に厚い。果肉が淡黄色なのが文旦(ボンタン)、赤紫色のものがザボン(ジャボン)と呼ばれている。

高知の高知文旦は400g以上、熊本のザボンの一種、晩白柚(バンペイユ)は1.5~2.5kgもある。京都大の研究グループによるとグレープフルーツは文旦とスイートオレンジの交配種なのだそうである。

グレープフルーツの輸入先はフロリダを抱えるUSAと南ア共和国とで大半を占める。日本での消費は金額、数量共に、さいたま市が1位である。甘いバナナの好きな関西人に比べ関東の人は甘酸っぱい果物が好きなのかな?

文旦の消費は高知市が群を抜いて1位である。

最後にグレープフルーツは多くの医薬品と相互作用を有するため内服と同時に摂らないで下さい。

(追伸)

やはり文旦は、まりかの顔の大きさに匹敵します。

がんばって食べて下さいね。

 

道路緊急ダイヤル

交通事故で来院のAさん。診察の最後に患者さんに必ず尋ねる現在の職業。

するとAさんは「道路の損傷や落下物の処理を担当している」と。

私達はよく道路上に落とし物や動物の死骸、道路損傷などを見つけることがありますが、ほとんどの方はきっと道路管理者が定期パトロールで見つけてくれているものだと思っていました。所がAさん曰く、「もちろん定期巡回もあるがやはり通報してくれるとありがたい。」と。

その番号は#9910(24時間受付、無料)なのです。是非、覚えておいて、通報してくれると、道路が危険状態等から一刻も早く修復されると思います。

「#9910」をダイヤルしますと自動音声ガイダンスが流れますので状況をガイダンスに従って報告下さい。

尚、運転中は良くないので安全な場所に停車してから連絡下さい。

 

大学クラス会

恒例の医学部同級会(A組)に出席した。

今回は26名中11名が集まった。(雪の影響で2人欠席。)

65才になると人生も様変わりしてきたのがよく分かる。

みんなの意見をまとめてみた。

①A君・・・働き方改革の委員をしているが医師のとなると、なかなか難しいようである。時間制限等がはたして法律で決められるだろうか?

②I.S.君・・・内科開業25年。検死等に駆り出され大変な毎日。後継者も居ないし果たして・・・。と嘆く。

③I.Y.君・・・公立病院に21年務め、現在就活中。

医者も就活の時代に入った。昨年肺のCTで肺癌が見つかり、無事に手術を終えた。

④K.S.君・・・副院長とケンカしてやめ就活の結果、新たな病院に勤務し始めた。泌尿器科医。

⑤K.Z.君・・・2年前から一切仕事をやめ年金と株の配当(100万/年)で夫婦細々と暮らす。

⑥O.M.-1君・・・19年勤めた所をやめ妻の実家の県で新たな病院に就職。児童福祉の問題は奥が深く1人当たりの時間も長く大変だ、と。小児科医。

⑦O.S.君・・・某大学教授を定年となったが引き続き臨時で勤めている。しかし月収は半分に。官舎住まいで毎晩コンビニ弁当とか。

⑧I.M.-1君・・・耳鼻科開業医。去年1年間でゴルフは112回行った、と。所属コース杯で優勝したと喜んでいた。妻が臨床心理士で、私立病院の教授になって夕食を作ってくれなくなった、と。彼も夜はコンビニ弁当と。

⑨O.M.-2君・・・不妊治療専門医。東京の需要の大きさにみんなたまげていた。「不妊治療」は今や少子化対策の国の目玉でもある。

⑩I.N.-2君・・・小児科開業医。大きな声では言えないが、ワクチンの充実で子供の病気が本当に減ってしまって、経営は苦しい、と。

みんな勤務医、開業医それぞれ悩みを抱えながらも元気にやって行こう、と散会した。

尚、母校はお茶の水駅前に立派な建物として今も尚、造成が続いていて嬉しく思いました。

 

こころ

以前に「辛い時ほど笑顔で」というお話をしました。

日経新聞「こころの健康学」に定期的に書かれている、認知行動療法研究開発センターの大野裕先生の文章から今日は引用しました。

「笑う門に福来たる」という言葉は科学的にも正しいとされる。笑顔になると心身が健康になる。こころの内面の動きと表情や姿勢など外見との関係については専門的に「インサイドアウト」と「アウトサイドイン」といわれる関係がある。

(ゴルフのスイング軌道ではありません。)

インサイドアウトはこころの内面(インサイド)が外見(アウトサイド)に影響するという関係。楽しい気持ちになるから笑うし、悲しい気持ちになるから泣く。

アウトサイドインはその逆で笑顔になれば楽しい気持ちになるし背筋を伸ばしてしっかりした姿勢をとれば気持ちに張りが出るという関係です。

まんがを読んでも笑顔で読んだときの方がより面白いという結果がある。

また米大リーグに入団した時に撮った写真が笑顔だった選手は普通だった選手に比べて選手生命が長かったという研究結果もあると。

どうか大野先生の言われるようにスマイルを忘れないで下さい。

(追伸)

2月3日(日)の節分の日。

パパが扮する赤鬼に、はたしてまりかは?

去年は、ばかにして笑っていたが・・・。