新型コロナの猛威で大リーグの開幕が延期。最短でも5月中旬以降となり、7月にずれ込むという噂も出ている。1918年の第1次世界大戦の激化中でも米国は野球が最大の娯楽であったため球団オーナーたちは試合をやめようとしなかった。

しかし7月に徴兵年齢に達した選手達が次々と戦争に出て、247人の選手が兵役に就き、そのうち3人が戦死した。

こうして世界中が戦火に巻き込まれる中、新型ウィルスエンザの通称、スペイン風邪が流行。CDCの推定で世界で5億人、全人口の3分の1が感染。また5000万人以上が犠牲となり米国でも67万5000人が亡くなった。

このパンデミックにより野球界は打ち切りも検討したが続行。結局、9月の第1月よう日であるレイバーデー(労働者の日)にシーズン終了。異例の短縮シーズンとなった。

スペイン風邪以来102年ぶりのコロナ試練。

今年の大リーグはいかに乗り越えるか?

 

最近、中国、武漢で眼科医が相次いで新型コロナウィルスによる肺炎で亡くなっている。いちはやく新型肺炎へ警鐘を鳴らし先月7日に肺炎で亡くなった中国人医師も眼科医であった。

患者さんから目についていくつかの質問が来ている。

日本でも咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎はアデノウィルスが原因となって結膜炎を起こします。

詳しいことは調査中ですが感染性を有する飛沫や体液は結膜上皮に簡単に付着します。それ故、日本眼科学会は先月27日に「手洗い、咳エチケット、体調管理に加えて手で目を直接触らない」ように警告しています。

コンタクトレンズをつけたりはずしたりする際は必ずその前に手をしっかり洗って下さい。

またレンズ面の広い眼鏡をかけることも症状の防止に役立つと思います。

是非、目にも関心を持って下さい。

 

阪神タイガーズのファンならワクワクするのが7回。攻撃前にカラフルな風船が舞う。

7回が「ラッキーセブン」と呼ばれるのは、大リーグでおこなわれたある試合で選手が7回に打ち上げた平凡なフライが風に乗ってホームランとなり、それでチームの優勝が決まったことに由来する。(あくまで俗説)。

さて我々、日本人は祝儀では奇数を喜び、偶数は嫌う。おそらく中国の伝統的な占いである「易」に由来する。易は森羅万象を「陽」と「陰」に分けて考え「陽」のシンボルナンバーを九、「陰」のナンバーを六とする。慶事では陽が尊ばれその象徴が九である。日本の「七五三」も奇数だけの組み合わせである。

「七」の古い字型は漢数字の「十」によく似ていて、左右に走る横線を上下の縦線で断ち切ることを表している。「すっぱりと断ち切る」という意味で、だから「切」という字が「七」と「刀」でできているのだが、人間も7才になれば、もう幼児ではない。七五三の「七」は少年少女が幼年期とスッパリ訣別する年令なのである。

(追伸)

まりかは明日、3月20日で3才になります。

すくすくと育って下さいね。

コロナに関しては当院も連日のように日本医師会から県→市を通じてFAXの山である。

3月11日付では、患者の診察には医師及び介助ナースはサージカルマスク、手指消毒、といった具合に細かく指示されてきている。

3月10日付には「コロナ(疑)の患者」とあったのが「全ての患者の診察に対して」と変わった。

一般県民からのコールセンターの設置や医療機関からの照会番号等、細部に渡っている。

経済もパンデミックの影響でガタガタだし、倒産、失業の急増の地獄絵となっている。年金資金を株に投資しているGPIFは大損になっているのでは?と不安はつきない。

安倍首相も日銀総裁ももっと全力でがんばって欲しい。

終息の日を願いつつ・・・。

 

何回も取り上げてきたこのテーマ。

全く飲まない人には無縁ですが、多少なりとも付き合わされる場合には困りますよね。

さて、まずして欲しいのが水分補給。アルコールを摂取するとアルコールの利尿作用とアルコールを分解するときに水分が使われるため脱水になりやすい。

ただし、脱水症状が起こると口から水分が入らなくなることがあり、当院でも点滴はよく行います。

経口可能なら経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ飲んで下さい。

水分が摂れ出したら脱水で失われたビタミンB1やカリウムなどのミネラルを補給しましょう。コンビニ販売の好みの栄養ドリンクもいいですが、「飲む点滴」と呼ばれる麹甘酒が良いです。多くのビタミン、ミネラルや難消化性オリゴ糖も入っているのでミネラルの吸収率もアップします。ブドウ糖も含まれているので低血糖を来している場合も効果的です。

水分はとれるが食事が無理というときは、1月7日の「七草がゆ」のようにやわらかくてスープに栄養が溶け込んでいるものが理想的です。

永遠のテーマですね。

 

来たる3月11日で、当院も33周年を迎える。

先代、後藤田内科より52年となる。

50年来てくれている患者さんも居て、感謝である。

この50年間で患者さんのスタイルも変わってきた。30年前の入院患者さんは独歩で手のかかる人はほとんど居なかった。

所が現在は1~2割の方は高齢であったり、術後リハビリであったりと介助が必要な方が増えてきて、当初は必要なかった「ヘルパー」さんの存在が欠かせなくなった。「食事介助」などもその端的な例でしょう。

その分の診療報酬のアップも厚労省にお願いする時代となりました。

時代のニーズに合わせられるように頑張りたいと存じます。

応援お願いします。

(追伸)

ゆうちゃんの激励文が届きました。

またがんばりますね。ありがとう。

 

 

おできの次に多いのは粉瘤(アテローム)です。

皮膚に盛り上がった大小のシコリが出来る病気です。

粉瘤は毛穴の上部がめくれて皮膚の下に袋状の構造物ができ、袋の内部も表皮と同じ構造をしています。中に角質や皮脂がたまっています。本当に頭~足のどこでも出来ますが、外陰部に出来たのは女性はついつい来院が遅れるため大きくなってから来ます。

化膿してやっと病院に来られる方が多く、手術は袋ごと完全に切除、除去が大事で、中の膿を出すだけでは全く治ゆしません。

体のどこかにずっと続いている「しこり」がある方は是非1度、見せて下さい。

 

現在、TVはコロナウィルス一色で全世界の人が暗い気分の毎日です。感染経路や治療薬、終息予想など未知が大半です。

個人的見解ですが、インフルエンザと同じく暖かくなる4~6月に、いったん終息するのでは、と思います。

さて、今日は暗い気分を一新すべく、菜の花のお話です。

下の写真は2月24日の大洲市の五郎河川敷に咲き乱れる菜の花です。

ここは7haの敷地に350万本の菜の花が咲き、黄色いじゅうたんが広がります。

3月上旬に「五郎菜の花まつり」が開催されることで有名です。(今年は3月8日(日)予定。)

年々歳々花相似たり。自然の悠久さを感じて下さい。

 

最近、成人の2分の1の年令である10歳を迎えたことを記念して「二分の一成人式」が学校や地域で行われている。

さて、ゆうちゃんも無事に終わりました。

学校で行われる場合は子供から親への感謝の手紙の発表や校長、保護者代表による祝いの言葉、合唱等を行っている。

これは兵庫県西宮市の佐藤修一(教員)が考案したとされる。高学年への門出に「背筋を伸ばして参加するようなイベントを」と考案したと言う。小学校の行事として定着しつつあります。

ゆうちゃんもすっかり大きくなりました。まりちゃんも早く大きくなりますように。

私が開業した頃の昭和62年頃は、懐は暖かった。病院側が20万円支給すると本人には19万5000円くらい懐に入った。(手取り。)ほぼ満額。

ところが今はどうだろう。○税、△税と言った控除の末、20万円が16~17万円になってしまった。国の歳入・歳出のバランスをよく考えないといけない。

まずは少子化。この30年間、国は劇的な対策を打たなかった。「産めよ増やせよ」だけではもう3人以上の子供は育てられない。教育費も、ばかにならない。頼みの経済政策はどうだっただろう。「本格的な景気回復」があっただろうか?

大企業では良い数字が並ぶが庶民の懐が増えないので消費が回復しない。日本経済の大きな問題は賃金が安すぎることです。OECDの調査によると1997年の実質賃金を100とすると2018年の日本は90.1と大幅な減少。アメリカは116、イギリスは127。先進国で賃金がダウンしているのは日本ぐらいです。

政治家の皆さん、知恵を絞って下さい。