痔の予防
肛門疾患を数多く診ていますが最も多いのはやはり「痔核」。その最大の原因は便秘です。
「いきんで出す」という排便習慣になり肛門がうっ血して痔核になりやすい。
よく「どんなものを食べていますか?」と尋ねると「消化のよいものを食べている」という答えが多いですが少し違います。
やはり食物繊維の摂取が大事です。
食物繊維は大腸の粘膜を刺激しますが、不溶性と水溶性があります。「不溶性」は穀類、野菜、豆類、イモ類に多く、便の硬さを増やして腸を刺激し腸の運動を活発にして便秘を解消する。「水溶性」は納豆、ワカメ、ノリ、コンブなどの海藻類に含まれ、便を軟らかくして滑りを良くし、スムーズに便を出してくれます。食物繊維の上手な取り方としては「野菜サラダより海藻サラダ」という考え方です。
次に腸の善玉菌を増やすと便秘や下痢の予防、改善効果があります。「発酵食品」「乳糖」「オリゴ糖」「食物繊維」をどれも多く取ってください。
味噌、ぬか漬け、キムチ、納豆、チーズ、ゴボウ、タマネギ、バナナ・・・。バランス良く摂って肛門に優しい食生活を心掛けて下さい。
ゴルゴ13
ゴルゴ13は「デューク・東郷」と名乗っている。
この東郷の由来は?日露戦争の東郷平八郎とよく言われますが違います。
著者「さいとう・たかを」さんは戦後まもなく堺市の中学校に通っていた。彼は「世の中の常識が間違っていないのか?」と理屈っぽく突き詰めるタイプで、テストが人生を決めるなんておかしいと考えた彼はわざと白紙の答案を提出した。すると担任の先生は「白紙で出すのは君の考えだからしかたない。しかし君の責任で出すのだから名前だけは書け」と言った。これが東郷先生。
この一言がさいとう少年に「人間の約束事」の重要さを教えた。これ以降、さいとう少年は東郷先生から多くのことを学んで成長した。
ここから「ゴルゴ13」に恩師の名前を使い、「デューク・東郷」が誕生したのでした。
仕切り直し
人生いくら工夫をしても失敗することがあることを意識する必要があります。
感情や欲望に流されて思うように自分をコントロール出来ないことがあるからです。
自分が思ったようにできないと失敗だと考えて自分を責めることが多いです。しかし失敗だと考えてると「どうせ何をやってもダメだ」と決めつけて、すべてに投げやりになる。その結果、それ以外努力するのをあきらめると状況はますます悪くなる。
人生にはいくら努力してもうまくいかないことがあるという現実を受け止め、ずっと続けた努力を否定しないようにして下さい。
仕切り直しをして継続こそ大事です。
(週末のひととき)
週末に3時間ほど孫達がやってきた。
私は、まりかを連れて桜を見たりしながら散歩デート。幼稚園での行事など細かく教えてくれた。
じいじと、ばあばの似顔絵も書いてくれ、楽しいひと時でした。
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カカオ
チョコレートの材料、カカオ。最近、スーパーフードとも呼ばれ、栄養価が豊富です。
加工する過程で成分が少なくなったりするので栄養素を十分に取りたい方にはローカカオや70%以上のダークチョコがおすすめ。
カカオはコレステロールの酸化や動脈硬化予防に効果があるといわれる抗酸化物質が豊富で100g中、10ℊも含みます。その量は赤ワインの2倍、緑茶の3倍ともいわれいます。
カカオに含まれるテオブロミンは大脳を刺激して集中力や記憶力、思考力を高め、気力をアップさせる働きがあります。カフェインと同じ覚醒作用を持つのに緩やかに作用します。
自律神経調節作用があるので、リラックスさせる効果も。
カカオは食事の前に食べることで食後血糖値の急激な上昇を抑えることもできるので、特に血糖値を上げすぎてはいけない夕食前のおやつにいかがでしょう?
リラックスもできて一石二鳥です。
すっかり当院の屋上の花壇も春一色になりました。
草花にコロナは無関係のようです。
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桜
「桜」を詠んだ和歌、俳句。皆様も色々な好みがあると思います。
芭蕉は「さまざまな 事をおもひ出す 桜かな」と詠みました。
本来、桜は農耕民族であった日本人の営みに密着した花でした。雪が解け、桜が咲けば畑仕事が始まる。田の神の異名はここに由来する。人々は五穀豊穣を願って田の神に感謝の酒を捧げ集って食事をした。現代の花見の趣とはだいぶ違います。唯、今年はコロナ禍で「花見」が敬遠される寂しい春です。
桜はたった7日余りで蕾、開花、満開、散る、を生きる。
人はそこに無常を感じました。
在原業平の有名な句、「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし」とやはり春と言えば桜でした。
また、平安末期の西行の桜の歌は大好きです。
「願わくは 花の下にて春死なん そのきさらぎの望月の頃」
旧暦2月15日の満月の頃、(今で言う3月中旬以降の満月のあたり)
満開の桜の下で死にたい、と。自ら望んだ日のわずか1日遅れで死んだ西行に当時の人々は驚嘆したと伝わっています。
皆さん、「桜」で是非、一句作って下さい。
しなやかに
天に向かってまっすぐに伸びる竹は強風が吹いても折れそうで折れません。
それは地下茎を土の中に張り巡らせているからです。
また節があることで風を受けてもしなやかに曲がりバネのように元に戻るのです。
私たちの生活にも節があります。1日の中では「あいさつ」が節にあたります。
「あいさつ」は毎日行うだけに、ついおざなりになっていないでしょうか?
「おはようございます」という一言に心を込め改まった気持ちのあいさつで節をつけることで周囲の人達との人間関係が張り巡らされています。
その人間関係は多少の困難では折れないし、しなやかな力強さを与えてくれることでしょう。
まりかは3月20日で4才になりました。
4月からは年中さんです。
だいぶしっかりしてきました。
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考えすぎない
心配には役に立つ心配と役に立たない心配がある。心配をきっかけに次の手立てを考えられるのが役に立つ心配の仕方だということはわかる。しかし役に立たないとわかっていても、あれこれ考え込んでしまうのが人間の性である。
そこで考えすぎないようにする方法が3つある。
ここからは先輩の大野裕先生の弁を借ります。
①行動で考えを止める方法
困ったときにすぐに体を動かす。体操、ストレッチ、散歩、ゴルフ。とに角、体を動かしていると心配が離れて行く。
②別のことを考える方法
過去の楽しかった体験や良い経験を丁寧に思い出す。するとそのときと同じ気持ちになり堂々めぐりから離れていける。
③時間を決めて心配する
心配事を考える時間を決めて限られた時間だけ心配事を考えるようにする。「心配タイム」の設定です。
以上、是非、試して下さい。
アボガド
私の大好きなアボガド。これはスーパーフードとも呼ばれている食材のひとつです。
世界一栄養価の高い果物としてギネスにも認定されています。
アボガドは果皮をむくと抗酸化成分であるポリフェノールが含まれているので、すぐに綺麗な黄緑色から茶色や黒色に変色します。これを褐変といいますがレモン汁をかけると褐変しません。悪玉コレステロール値を下げたりコレステロールの吸収そのものを抑える効果があります。
皮膚の健康を維持するビタミンB2、ナイアシンも含まれています。
また余分な塩分を排出してくれるカリウムも含むので高血圧予防にも役立ちます。
そんなアボガドが実は種まで食べられるのをご存知ですか?
細かく切って炒るとナッツのようになるのでサラダやふりかけに使えます。
時々はアボガドを食べて下さい。
ふるさと納税
皆さんは、したことがありますか?
少し解説します。これは個人住民税の寄附金制度が拡充されたものである。
2006年(平成18年)3月16日付の日経新聞夕刊のコラム・十字路の記事「地方見直す「ふるさと税制」案」を契機として一部の政治家が取り上げたことから議論が活発化した。
田中康夫氏が住民票を移して「意欲的な自治体に税を納めたい」と発信したのは当時、すごいニュースとなった。
皆さん、是非、ネットで調べてみて下さい。各県すごい数のふるさと品を用意してあります。
私は長男が「自分がやってみてよかったよ」と言う声を聞いて今回、岩手県花巻市に納税し、大好きな牛タンをゲットした。
皆さんも是非、日本を再発見すべくやってみて下さい。