「人に教える」ということは本当に難しい。

人それぞれ性格も能力も違うことがまずあげられる。同じ事を教えても吸収力の良い子と悪い子がいる。

私も職員のみならず患者さんへの病気に対する治療等の教育に手こずる事がある。

8月1日の日経新聞に、ためになることを書いてあったので引用する。

「凡庸な教師はただしゃべる。よい教師は説明する。すぐれた教師は自らやってみせる。そして偉大な教師は心に火をつける」と。

はたして私が「火をつける」だけの教え方が出来ているだろうか?

反省も含めて「教育」の仕方を考え直している今日この頃です。

(追伸)

「舟釣り」

先日、恒例の「舟釣り」に職員5人で海へ出かけた。

なかなかコロナで院内行事が出来ていない昨今、貴重な時間を過ごせました。

 

こんな熟語を中学の時に習いました。

「おの」は、かまきりの前足の意味です。

いにしえの中国。車に乗る王様が道で一匹のカマキリを見つけた。すると従者が「この虫は進むことしか知りません」と。

ふつうは王様の車にひかれて即死となるかまきりですが、王様が「こやつがもし人間なら天下に名をとどろかす勇武の者になる」と、かまきりを避けて通らせたとあります。

自らの非力さをかえりみず敵に向かおうとすることを言います。

蛮勇への戒めのほか、捨て身の勇気への称賛の意味もあるようです。

天安門事件で一人、戦車に立ち向かった男性。

「専制に挑んだ英雄」なのか「無名の反逆者」なのか?考えさせられました。

(追伸)

ゆうり、まりかのバレエの発表会の時の写真を出します。

会社であれば必ず上司と部下が存在します。

今日は上司の心得を話してみます。

上司には常に判断、決断ということがついて回ります。その際に不安や焦りを顔に出してはいけません。部下は不安一杯になります。

デンと構えて不安、焦りを隠せてこそ、部下への信頼感、説得力もまた醸成されることは言うまでもありません。

よく引き合いに出されるのが政治家では竹下登元首相です。

竹下さんの語録には「怒気怒声を発するは一の益あるかを聞かず」と。(早稲田大学創設者の大隈重信の言葉)。どんなに窮地になっても怒鳴ったり怒ったりするのは何も生まないということです。

私も含めて「上司」の皆さん、努力しましょう。

 

 

 

夏に大人気のアイスバー「ガリガリ君」でおなじみの赤城乳業。大昔にブログで1度取り上げました。「乳業」とあるのに何故、アイスなのか?ですが、元からアイス以外の乳製品は作っていません。

社名を付けた1960年当時、社名に「乳業」を付けるのがはやっていたからだ、とか。

さて、ガリガリ君と言えばソーダ味が定番ですが、夏は2016年より季節限定で「梨味」を出しています。

他社にはないラインナップです。

原料メーカーから非常に出来の良い「梨香料」の提供があったからこそ作れたそうです。

是非、トライしてみて下さい。封を開けた瞬間に梨の芳醇な香りが広がります。

 

 

2021・5・18の日経新聞「春秋」に興味ある記事が載っていた。

中国語が専門の名古屋大大学院教授、丸尾誠さんがラジオで留学中の体験を披露した。

中国で列車の扉が開き、乗客がどっとなだれ込む。ここまでは日本も一緒。

そこに発車まぎわの、お年寄りが乗ってくると、今度は席を譲ろうとわれ先に立ち上がった、というお話。

さすが、7月5日のブログで取り上げた「論語」の国である。2500年前から父母への愛である「孝」や年長者へ向ける敬意「悌」(てい)を道徳の根本に据えてきた本場ならではである。伝統は現代にも生きているようです。

いつの時代も年上を敬う。

日本もコロナワクチン予約で孫が祖父・祖母の予約をする姿には、ほっこりしました。

 

 

さいとう・たかを先生の「ゴルゴ13」単行本が最も発行巻数が多い単一漫画シリーズのギネス世界記録を更新した。(201巻)

何度もブログで書いてきたゴルゴですが、今日はその「性格」をまとめてみた。読者なら納得すると思いますが、何と言っても危機管理能力の高さだと思います。

①自らの性格について「うさぎのように臆病だ」と語っている名セリフがあります。これは私も座右の銘にしています。私も手術は何度やっても直前には緊張の汗が出ます。1度も、楽勝と思って臨んだことはありません。

②完璧主義であること。

一発の不発弾による狙撃の失敗に対し徹底的に追及して原因をハッキリさせるまで仕事を受けない。

③ビジネスライクな姿勢を重んじる。

時間厳守。無駄な会話はせず自らの仕事のスタイルを相手にも要求し、同意されない場合は依頼を受けない。

④恩人は全力で助け、亡くなった場合は、その人の運営会社に莫大な寄付したり家族を無償で助ける。

まだまだありますが、さいとうたかを先生の益々の御健康を祈っています。

 

中国の唐時代の皇帝と家臣の政治問答集「貞観政要」(じょうかんせいよう)の中で「創業は易く守成は難し」と論じられています。

これは新しく始めることより維持継続することのほうが難しいということを諭(さと)したものです。

人間も企業も取りかかりは緊張と希望を保ってスタートします。ところがある程度、成功すると謙虚さが薄れ心が緩んできます。

まさに「初心忘るべからず」です。

皆さんも是非、肝に銘じて下さい。

 

 

仕事が忙しすぎる。でも、お腹がすいたから片手でパパッと食べたい。

そんな時、皆さんは何を食べますか?

候補は、おにぎりかサンドイッチが挙げられる。

おにぎりは脳のエネルギー源である糖質を補給できる上に消化スピードが穏やかなので腹持ちがいい。雑穀米入りなら食物繊維やミネラルも摂れる。

一方、サンドイッチは食パンそのものにマーガリンが含まれている。調理の際にもバター、マヨネーズが使われるので脂質が多い。具材によっては高カロリーになるし、その割には腹持ちは、おにぎりより良くない。

野菜も入っているのがあるが、量は多くない。

だから栄養面を見て、どちらか一方を選ぶなら断然、おにぎりがいい。疲れている時は疲労解消にクエン酸が取れる梅干し入りが良いと思います。

 

 

 

ビートルズは私の青春時代、最も愛したアーチストであり、今でも尚、その音楽性を含めて数多くの評論家が絶賛しています。

さて、この4人共が菜食主義者であったことも有名です。

例えばジョージ・ハリソン。映画「ヘルプ」の撮影時にインドの楽器シタールに興味を持ち、インドの文化やヒンズー教に傾倒して行き、ベジタリアンとなりました。

詳しく言うと知人からもらった牛の飼育に関する本を読み肉食への疑問が芽生えた、と。牛の赤ちゃんが暗くて小さな木箱に押し込められ体の向きを変えることも出来ないような環境に居るのを見て肉を食べないと決めた、とか。

ジョージは死ぬまで菜食主義を貫き、自分の家では肉や魚を調理するのも食べるのも許さなかったそうです。今でこそ多いですがその当時、ベジタリアンを続けるのは至難の業だったと思います。

ちなみにジョージの作曲の中で私の一番好きな曲は「ヒア・カムズ・ザ・サン」です。歌詞の中に春の到来による安堵感が漂います。

 

私が過去を回想していて最近、見直しているのが愛光高校の時に授業で用いた論語である。

孔子は2500年も前です。紀元前ですから唯々、驚きます。弟子との対話を収めています。

当時「十有五にして学に志す」は、まさに「私の年令から学問を始めるものなんだ」と妙に納得した記憶があります。

いくつか思い出の深いものを掲げてみます。

①「君子は和して同ぜず小人は同じて和せず」

大人物は人と調和しながら付和雷同しない。小人物はその逆である。本当の仲間は「迎合」しないものだと。

②「巧言令色鮮し仁」(こうげんれいしょくすくなしじん)

言葉巧みで外見を装うタイプの人間には他者を愛する気持ちは少ない。

③「人遠き慮(おもんばか)りなければ、必ず近き憂いあり」

将来から自分を見る重要性を説いている。コロナ対策でも、わが国が普段から10年~20年先を見据えた感染予防対策をしていれば・・・と残念に思います。

是非、皆様、ゆっくり論語を読んでみて下さい。2500年前から人の生き方は変わっていないのです。

(追伸)

頂き物のさくらんぼを独り占めにしている、まりかでした。満足。