令和2年、明けましておめでとうございます。

年末年始、皆様、楽しんでいただけたでしょうか?

今年の3月11日(水)で、創立33周年となります。

またみんなで力を合わせて、すばらしい1年を過ごしたいと存じます。

引き続き宜しくお願いします。

皆様、今日で今年のブログは終了です。

1年間、色々とお付き合い下さり、ありがとうございました。

医療ネタのみならず孫の成長も喜んで下さり感謝の1年でした。

年末年始、皆様が健やかにお過ごしになりますよう祈っております。

尚、来年は1月6日(月)からとなります。

よいお年を。

 

最後にゆうり、まりかより みなさん、サヨウナラ。

日本でいう「琴」はもともと「箏」という楽器だった。

「琴」と「箏」は別の楽器で、どちらも奈良時代に日本に伝わった。唐で作られた「琴」が正倉院に残っているがその後、日本では楽器としての「琴」が消え、漢字だけが残った。戦後に漢字制限のために「当用漢字表」に「箏」が収録されず「箏」の書き換えとして「琴」が使われるようになった。

さて李白の「山中にて幽人と対酌す」という詩がある。

「両人対酌すれば 山花開く

一杯一杯 また一杯

・・・

明朝意あらば琴を抱いて来たれ」

という一説がある。

「明日その気になったら琴をかかえてまたおいで」と誘われた友人は、また行ったのでだろうか?

私たちが知っている「琴」という漢字は長方形の胴の上に張った十三本の弦を琴爪で弾く弦楽器を表している。山田流では180cm、生田流では190cmに及ぶものがあるが中国で言う「琴」は長さ130cm、幅20cm、で琴柱(ことじ)はなく左手で弦を押さえ右手で弦をはじいて演奏しました。だから何とか李白の家へ持って行けたのかも知れません。

風流な話でした。

(追伸)

季節は秋から冬へと。

まりちゃんも3月には3才へ。

(写真6枚)

 

最近、患者さん(高齢者)に問診をしても難聴の人が多いのに驚く。私の声が聞こえないがナースの声は聞き取れる人が多い。(つまり、低音域は聞こえないが高音域は聞こえる。)

何故だろうと調べていたら、今年7月に国立国際医療研究センターの溝上哲也部長らのコホート研究で次のような事が明らかとなった。

5万人のデータを最大8年間追跡調査した結果、①肥満でない人②肥満の人③生活習慣病を合併した肥満の人(メタボ。)について①に比べ②→③と聴力低下のリスクが高まることが分かったのです。BMIが25~30の人は、1.2倍聴力低下リスクが上昇し、BMI>30の人は特に低音域(1000Hz)で1.6倍リスクが上昇していました。

従来は高音域(4000Hz)から聞こえにくくなると言われていたのですが、この研究結果で肥満と聴力低下との関連は実は低音域(1000Hz)でより強い傾向がみられた、と。やはり私の診察室での結果を裏付けるものでした。

ひとの会話は250~2000Hzですので、この領域の聴力低下が起こると電話も聞きとりにくく、日常生活や仕事に悪影響が出ます。

メタボになると内臓脂肪から炎症を起こすサイトカインが放出され代謝が悪くなる。すると血管の動脈硬化が加速し、耳の小さな血管は早期に悪影響を受けるのです。聴覚器の細胞はいったん傷害されると再生は困難となります。

禁煙や適性体重の維持は、こんな所にも重要なのです。

(追伸)

秋になり、吉田の海に山にと忙しくも楽しい姉妹です。

みかん狩りはいいですね。体験学習、賛成です。

(写真8枚)

東京に住んでいた方なら誰もが知っている「アマンド」。携帯なき時代の六本木の待ち合わせは「アマンド前」が定番だった。店の創業は1946年。六本木店は64年。店名の由来は、現社長の茂田優さん曰く、「甘い物で戦後の日本人を明るくしようと思って『甘人』=アマンドと名付けた」と。

私も大学生から医師になった頃、頻繁にアマンドを待ち合わせに使った。芸能人の来店も多く1時間も居れば誰かしらを見かけた。

喫茶店で店内に絵画を掛けたのも、おしぼりサービスをしたのもアマンドが最初。フランク永井が歌った「有楽町で逢いましょう」は49年に開店したアマンド有楽町店(現在は閉店)がモチーフになっている。

3年前に復刻メニューを始めた。

「スパゲティコスモポリタン」「ミルクケーキ」「プリンアラモード」・・・。これが若い人に「インスタ映えする」と人気になり定番メニューになった。

茂田社長曰く、「六本木を含め都内4カ所で展開する喫茶事業と空港の土産物コーナーでお菓子を売る物販事業など『アマンド』を冠したビジネスは黒字です。」と。

懐かしい「アマンド」の話でした。

 

(追伸)

秋の空高く、「高~い、高~い」と、まりかのはじける笑顔です。

ドイツの伝統菓子、バウムクーヘンと言えばユーハイム。

ユーハイムはドイツの菓子職人が始めた会社で本場のバウムクーヘンの味を日本に紹介し広めた。木の年輪模様は縁起が良く、今も結婚式の引き出物に重宝されている。

歴史をひもといてみる。1909年、当時ドイツの租借地だった中国・青島でドイツの菓子職人カール・ユーハイムが菓子店を創業。ところが第1次世界大戦で青島が日本軍に占領されカールは捕虜として日本へ。

終戦の翌年に解放されたがエリーゼ夫人を呼び寄せ日本に定住。1922年、横浜に店を開いた。

翌年、関東大震災の影響で神戸へ移住。そのためユーハイムの本社は今も神戸にあります。

カールが亡くなったあとエリーゼ夫人が日本へ戻り会社を継いだ。しかしうまく行かずバターを卸していた商人・河本春男(前会長)に再建を託したのでした。春男は1962年、専務としてユーハイムに入社し会社を1年で黒字化し信頼にこたえました。

みなさん是非、ユーハイムの歴史をひもときながら食べて下さいね。

(追伸)

ゆうちゃんが10月18日で10才になりました。

もう生誕から10年なんですね。

2分の1成人式も3月に行うようです。(10才)。

11月の音楽会でピアノの伴奏もやる予定とか。

色々な人からのプレゼントも感謝しています。

病棟ナースからのネコの本も大変気に入っていました。

まりかも、のぞきこんでいますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

誰しも100才まで自分の足で歩きたいと思っています。

歩くというのは消費カロリーの非常に少ない運動でありながら、足を刺激することで頭頂葉が鍛えられる。更に、酸素が脳細胞を活性化することで集中力をつかさどる海馬にも血流量が増え、脳の老化を防止する効果があります。さらに血管が鍛えられることで動脈硬化を防ぎ脳梗塞のリスクも低くなります。

古代ギリシャの哲学者アリストテレスは散歩をしながら哲学の講義を行ったと言われています。

他にもスティーブ・ジョブズも歩きながらのミーティングを取り入れていた。歩くことは創造性や発想を高める効果もあるのです。

私も実際、普段の診察と違って散歩中に色々なアイデアが浮かぶことが多いです。頭の発火点が違ってくる気がしています。

まさに歩くことが百薬の長だと思います。

(追伸)

まりちゃんは姉のゆうちゃんの友達にくっついて遊ぶため成長著しいようです。

(写真4枚)

1度定着した名前は、なかなか法律で定義しても変わりにくいという実例をいくつか揚げます。

①ウォシュレット

TOTOが1980年の発売時に商標登録した温水洗浄便座。画期的だったので商品名と行為が同時に定着化。その後、他社が独自に命名しても普及しなかった。

②GPS

米国の全地球型衛星測位システム。米軍用の測位システムの固有名詞。2000年頃にカーナビで体験したときは驚嘆した。スマホに搭載されてから急速に汎用化し生活必須品に。日本の「みちびき」のように一定のエリアの地域型衛星測位(RNSS)も存在するが、すべてGPSと呼ばれてしまっている。

③ホッチキス

20世紀初頭に日本に輸入されたのがホッチキス社の製品で、輸入商社が「ホッチキス」と呼んで販売。世界では「ステープラー」と呼ぶが日本(と韓国)は「ホッチキス」と呼び続けています。

(追伸)

いつ行っても素敵なディズニー。

るんるんの ゆうちゃん。ここは??の まりちゃん。

(写真6枚)

 

 

開業して32年が過ぎた。

色々な面から「医療」を振り返ってみた。

昭和、平成は懐かしいことが多かった。

①後藤田先生の医院を引き継ぎの時代(昭和61年)は、レセプトは電卓、手書きであった。事務の女の子が肝機能などもGOT、GPT・・・と書いていた。今の事務員は生まれながらにしてレセコンの時代である。

②我々外科医が行ってきたメス開腹手術から腹腔鏡の時代になってしまった。果たしてそれでいいのか?全て腹腔鏡でいいのか?

③医師になった時(昭和)、非A非B肝炎と言っていた時代から、インターフェロンそしてインターフェロンフリーの時代となった。(C型肝炎の登場)。

④ピロリ除菌が進み、進行胃癌が激減し我々外科医の胃切除術の症例が減った。研修医はその意味で苦労するようになった。

⑤生物学的製剤の登場で例えばクローン病で瘻孔が出来ている患者が「レミケード」でみるみる瘻孔が閉鎖した。

⑥いわゆる「抗癌剤」という名前が消え、がん免疫療法と言った別の治療剤が出現してきた。

まだまだ医療は変わっていきますが早期発見、早期治療の勧めだけは変わらないようです。

(追伸)

だいぶカメラ目線に慣れた、まりちゃんです。

(写真2枚)

 

 

厚労省の最近データ「過労死等の労災補償状況」(2017)を読むと、精神疾患による労災件数は年々増加していて17年度は過去最高の1732件に達した。

職場の環境改善はもちろんだが、「うつ消しごはん」(方丈社)の著者、藤川徳美氏(精神科医)の弁では、うつ患者の食生活で偏りが多いと言う。

特にタンパク質不足が深刻です。タンパク質は心を落着かせる働きのあるセロトニンや喜びを感じさせるドーパミンなどの神経伝達物質の原料となる栄養素。抑うつ気分というのは神経伝達物質が不足することから起こりますが、原因はタンパク質不足であることが多い。ADHDの子供では高タンパク・低糖質食に加えてプロテイン・鉄・ビタミンのサプリメントで状態が改善する。パニック障害の方は高タンパク・低糖質食の導入と鉄不足を改善することで症状が和らぎます。

タンパク質の摂取には、毎日200gの肉が必要です。鉄分も豊富に含まれる牛や豚、ラムなどの赤身の肉がおすすめです。卵も1日3個以上。肉をそんなに食べれない人はプロティンや鉄サプリで補って下さい。これがうつ予防の基本だそうです。

(追伸)

孫達も恒例の「夏休み in Tokyo」を行ったようです。

東京はいいね。

(写真8枚)