地位の高い人ほどお辞儀が深く腰が低いです。

椅子に深く座るのは食事のときだけで食事ではテーブルとおなかの距離はこぶし2つくらいです。

また背もたれには寄りかからないようにするときれいです。人の話を聞くときは少し浅目に腰かけて下さい。

重心を太ももにかけると上体が少し前に傾きます。この姿は相手とのハートの距離を近づけます。好きな人の話を聞くときは、皆、自然とそういう姿勢になっています。

さて、女性が関心をもつ話をします。

スカートで座ったときの脚は「割り箸を割る前の形が良い」と言われています。膝を付け、足はかかとからつま先まで付けます。膝をずーっと付けて苦しい時は、かかとを少し開けるといいです。不思議と膝が無理なく付きます。

男性は膝の間は、こぶし2つくらいです。できたら上着のボタンははずして下さい。相手に心を開いている印象になります。その代わり立ち上がるときにはボタンをかける癖を付けて下さい。

「座り方」講座でした。

 

 

 

年を重ねると食欲が低下しがちです。

加齢に伴う消化器の機能低下は食欲不振を引き起こします。胃腸の働きが弱り、消化吸収能力が衰えることで消化不良になったり腸の機能が低下して便秘になると食欲が湧かなくなるのです。

低栄養はシニアにとって大問題です。

病気の原因になるのもさることながら筋肉量・筋力の減少により転倒、骨折をしやすくなったり、認知症のリスクも高めます。

さて中医学では食欲不振は消化器官をつかさどる臓器「脾」(ひ)の働きの低下から来るものと考えます。胃と脾は密接な関係があり食べたものは脾と胃の相互作用によって消化吸収が行われます。脾は「胃の司令塔」なのです。

さて脾の働きを強めるのに良いのはキノコ類。とくにおすすめは「マイタケ」です。更にマイタケと組み合わせたいのは豆類、芋類、鶏肉です。

是非、試して下さい。

 

 

Aさんがドーナツ店に行き注文をした際のことです。

店員はマニュアル通り「ご注文をどうぞ」と終始対応をしました。ところがAさんは何とも言えない不快感を抱いたまま店を出ました。

何故でしょう?

それは接客中、店員が1度もAさんと目を合わさずに商品や手元ばかりを見ていたからです。

能面のように無表情で声も小さかったのです。

接客対応を新人は最初に教わりますが、そこからは各自の努力でプラスアルファの真心を込めたいものです。

マニュアルにある言葉や動作に「心」を添える工夫を加えて下さい。

皆様、御自分は大丈夫ですか?

 

 

 

「千重の一重」とは、数多くあるうちのほんの一部分のことを言う。

今日は心理学のお話をします。「返報性の原理」という考え方があります。相手から何かしてもらったり誘ってもらったりした時、自分も何かお返しをしようという感情を自然と抱きます。この心の動きを言います。

親切にされれば自分も親切にしたくなります。

そうやって長い間、友情関係が出来ている人とある日、口論になったとします。

一度は信頼関係を築けた相手だとしたら、この原理を思い出して自分から「信じてみる」余地を考えてみて下さい。

長い間、色々と楽しくつきあってきた行動の「千重の一重」と考えるようになると、違う結論がみえるかも知れません。

一度のすれ違いで破談にするのは、もったいないのではないでしょうか?(追伸)

まりちゃんが南予のフジ絵画展で、なんと最優秀をいただき展示してくれたようです。がんばって将来のピカソに向かって下さい。

久しぶりに運動会で、パパが参加してくれて嬉しそうです。

 

 

「間がもてない」「間がいい」などの言葉があるように日本人は「間」(ま)というものに対する微妙な意識があります。

「間」は音楽の拍子、絵画の余白、建物の空間、武術の間合いなどのように表現され、時間や空間の美学として意識されています。

人と人との関係を円滑にする要素の一つが会話における「間」です。適当な「間」のある話には心地良さがあり、互いに相手の話を聞き合う「間」を設けた会話は建設的な人間関係を築いていくに違いありません。

是非、日常生活で「間」を作り出して下さい。

 

 

 

日本は超高齢化社会となり高齢で一人暮らしの世帯が急増しています。

一人暮らしの方は脳卒中や心筋梗塞の予後が悪く、うつ病などの精神的な病気のリスクも高く、不慮の死も多いことが知られています。

ここで大事なのは生涯孤独の人もいれば困った時に助けてくれる友人、親戚が近くにたくさんいる人もいます。

アメリカの研究では全くのシングルの人の方が老人ホームに入るリスクが高いそうです。

一人暮らしの高齢者にとって友達は、ねたきり予防の「切り札」であると結んでいます。

瀬戸内寂聴さんも言っていました。

「人は一人では生きていけない」と。

 

ロシアのウクライナ侵攻に対し、西側各国は経済制裁を科した。

将兵の生命を失わずに目的を達成するのは、孫氏の言う「戦わずして勝つ」最善の戦略である。

さて、戦国時代にこれを試みた武将がいる。

今川義元の後継者、今川氏真である。敵対する甲斐の武田信玄に対し氏真は塩留めを行った。山国の甲斐は塩は産出しない。塩化ナトリウムは人が生きていく上で必須のミネラルである。

今でこそ「減塩」の時代であるが極端な減塩は低ナトリウム血症や腎障害の原因となる。

このまま続けば今川の勝利であったのだが、ライバル越後の上杉謙信が日本海の塩を甲斐に送ったため武田は復活した。

ところで、現在の山梨県の食塩摂取量をみると全国平均をかなり上回っている。

今度は少し塩断した方がよさそうである。

 

 

昨日(6月5日)は、私の誕生日でした。

患者さんや職員の方々より多くのお祝いをいただきました。

この場を借りて厚くお礼申し上げます。

孫達のお祝い文も載せます。

あれこれ書くよりも、写真をどうか見て下さい。

(ところで、孫達の文章にあるように6月5日は家内も実は誕生日なのです。不思議な縁です。)

 

毎日の仕事で好きなことをやるために、しっかりと時間を確保する人は多いでしょう。

しかし好きなことの度が過ぎて睡眠不足に陥ったり疲れが溜まったりするかもしれません。

それを戒める中国の故事が「病膏肓に入る」です。「膏」とは心ぞうの下あたりで「肓」は横隔膜の上の隠れた部分です。

内蔵の奥深くのこの部分が痛むと針も灸もその力が及ばず病気が重くなって治療ができなくなることを指します。

転じて、物事に熱中し過ぎて手のつけられないほどになる状況を意味します。

あくまで仕事が主で趣味は従です。

節度を保ちつつ好きなことを楽しみたいものです。