心アミロイドーシス
プロレスラーのアントニオ猪木さんを晩年、苦しめたこの病気。
心臓に繊維状の異常なタンパク質、アミロイドが沈着し心肥大や心不全、房室ブロックなど致死的な不整脈をきたす「心アミロイドーシス」。男女比は10対1。その可能性の高い人の像は70才以上の男性で手根管症候群を両手に発症している人である。
心ぞうの病気になる5~10年前に手根管症候群を発症することが多いため、早期診断の手がかりになる。
このアミロイドがたまる臓器が心ぞうと腱・靭帯です。
猪木さん以外には楽天の初代監督、田尾安志さんが、この病気と闘っている。
きんさん、ぎんさんも病理解剖で心ぞうにアミロイドが溜まっていたそうである。
現在心アミロイドーシスの患者は約3,000人。
心アミロイドーシスの治療は心ぞうの治療を行いつつアミロイド繊維を形成しにくくする内服薬で進行を抑えるそうです。