「麗春の候」は4月下旬から5月上旬の立夏まで使われる時候のあいさつです。

「麗春」は春から初夏に赤やピンクなどの鮮やかな花を咲かせるヒナゲシのことで「虞美人草」の異名として有名です。これは中国の武将、項羽の愛した虞美が自害したのち、この花が墓に咲いたという故事に由来します。

中には夏目漱石の小説のタイトルを思い浮かべる人もいるでしょう。

またフランスでは「コクリコ」と呼ばれます。

麗春の言葉からヒナゲシの咲く麗やかな春の情景と共に、こうした歴史や文学的な出来事にも思いを馳せて下さい。

(追伸)

患者さんよりタケノコ及びタケノコの刺身をいただきました。

なかなか素人では刺身造りは難しそうです。

美味しくいただきました。感謝です。

 

 

 

 

我々は日々、いろんな人と会話します。

医療機関では実にさまざまな多くの方と会話しています。

会話は言葉のやりとりです。その場にふさわしい言葉遣いを心がけるのは当然ですが、言葉以上に強い印象を与えるのが表情です。

表情の中でも特に目の動きは相手の印象に強く残ります。話し手は聞き手の目の動きが気になるものです。

「目を輝かせて」という言い方がありますが、お互いの話に興味を持っていることが目の表情から伝わるなら言葉以上の効果をもたらすでしょう。

自分の目の動きは、なかなか意識しづらいものです。そこで自分の顔を鏡に映して目の動きをいろいろ試してみて話して下さい。

色々な長所、欠点がわかり、より反省点が見つかります。

(追伸)

孫のはるとは、4月から保育園通いとなりました。

書字を見ていると、どうやら左利きのようです。

保育園でたくさんの友達が出来ますように。

 

 

みなさん、「しゃっくり」は経験あるでしょうが、このしゃっくりが何時間も続いた経験はありますか?これが2日以上も続く場合は重大な病気が潜んでいる可能性があります。

しゃっくりは横隔膜などの呼吸筋群のけいれんによって発生します。「ヒック」という独特な音声は、急に空気が気管内に吸いこまれた際に声帯筋が収縮して閉鎖した声帯を呼気が通過するために起きます。しゃっくりはもともと胎生期の原始反射のひとつです。胎生期に鼻や喉の異物を除去するための仕組みだという。しかし、出生後は必要なくなるため、成長と共に発生しにくくなります。

持続時間で3つのタイプに分かれます。「良性」(48時間以内)、「持続性」(2日~1ヵ月)、「難治性」(1ヵ月以上)で人によっては数年にわたります。

一番多いのは横隔神経などでの炎症や腫瘍、あるいは肺、胃、食道、膵ぞうなどの腫瘍が考えられます。

私が卒後2年目のアルバイト先の当直で入院男性の老人が「しゃっくり」が続いているのでナースに尋ねたら、「この方は胃の末期癌です。」と言っていたのを想い出しました。

皆さん、気を付けて下さい。

 

 

 

「腸」は単なる消化器官ではない。

近年の研究で腸内環境が心身のコンディションやビジネスパフォーマンスに大きな影響を与えることが明らかになってきた。

「第二の脳」とも呼ばれる腸は脳に次ぐ数の神経細胞を持ち、重要な神経伝達物質の多くを産生している。

特にセロトニンは約90%が腸で産生されています。セロトニンは意欲や集中力に直接関与する神経伝達物質で、私たちの気分や認知機能を左右します。

「腸脳相関」は双方向的な影響を及ぼし合っている。ストレスを感じると自律神経のバランスが崩れ、それが腸内環境の変化を引き起こします。

逆に腸の乱れは神経伝達物質の産生に影響を与えメンタルコンディションを左右する。

腸内環境を整えるのに有用な食物を示します。ヨーグルト、味噌、納豆、野菜、海藻類など。

それに質の高い睡眠も大事な要素です。

 

 

 

「あけぼの」とは、ほのぼのと夜が明けてくる頃のことです。寒さも緩み、日の出も徐々に早くなる頃の明け方は心が浮き立つという人もいるでしょう。

特に春は新たな生命が芽吹く季節でもあり、会社においては四月は新たな年度が始まる月でもあります。

一方日本では桜前線が北上し次々と開花の時期を迎えています。桜以外にも花を咲かせる植物は多く、色とりどりの景色に心も華やぐ季節といえるでしょう。

しかしこの時期に急激にぶり返す寒さを「花冷え」といい、心身の不調を招く原因にもなっています。

良い仕事をするためにも体調管理は大切です。

少しずつ体を慣らしていきましょう。

(追伸)

3月29日(土)に松山総合公園を訪れた。目的は春の植木市の見学のためである。

しかし、桜もかなり満開に近く、同時に花見も出来たのはラッキーであった。気に入ったバラやサボテン、カランコエの3点を買った。あれこれ見て回るのは楽しいものである。

路上ライブ(オカリナ)も楽しかったです。ちょうど「なごり雪」をやっていてとても良かった。

また来年も来たいです。

 

 

David Seabury(シーバリー)の「自分に負けない生き方」を久しぶりに読んでみた。

「その中に、トラブルを防ぐ7つの原則」があったので紹介したい。

① 自分が努力してもできないと思えることには手を出さない。

② 今の状況を、それがどんなものであるかではなく、どんなものになっていく可能性があるかによって判断すること。

③ トラブルは静かに、ひそかに、信じがたいかたちで絶え間なく成長するものだということを覚えておくこと。

④ 将来的にそれが耐えがたいものになるかもしれない、と見抜く知恵を持つこと。

⑤ トラブルが成長する前に危険なきざしをはねつけるだけの勇気を持つこと。

⑥ 「そんなに深刻なことにはならないでしょう」と言われても信じないこと。

⑦ トラブルがどうしようもなく大きくなってしまった時は、そこから脱けだすための度胸を持つこと。放置しないことです。

①~⑦を是非、参考にして下さい。

 

 

これは馬に汗をかかせるほどの苦労という意味から「骨身を惜しまず人の為に働く」ことを指す故事です。

このような気持ちを起こさせる人が周囲に1人でもいると日々、前向きで張りのある心持ちで生活することができるでしょう。

しかし、こういう人はそう簡単に周りには居ません。

そこまでいかなくても「この人が喜ぶなら全力を尽くそう」とか「この人のようになりたい」という思いを抱ける人なら誰しも1人や2人、周囲にいるのではないでしょうか?尽くしたい人や目標となる人物が居るだけで心が明るくなり気力も沸いてきます。日々の張り合いが生まれ充実した生活を過ごせるものです。

まずは目標となる人を心に決め、その人に一歩でも近づく努力をして下さい。

(追伸)

3月22日(土)に恒例の城山登山を行った。晴天、気温21°と初夏の気候であった。

桜はまだ蕾であり、あと10日後には満開と思われた。岡山、福岡、大阪等から訪れた人達のそれぞれ写真を撮ってあげました。

弁当を食べていたベトナム人に「こんにちは」と声をかけるとお礼に「ラブエール」をくれました。

見た目も「ヤクルト」にそっくりなのに1本10円というキャッチコピーを想い出しました。

 

 

みなさん、何と読みますか?

「しゅんぷうしゅうそう」です。

幕末の儒者・佐藤一斉の残した言志四録(げんしよろく)からです。吉田松陰や勝海舟にも多大な影響を与えました。

春風のような温かさで人に接し、秋霜のような厳しさで自らを粛(つつし)む。

「いわゆる人に優しく自分に厳しく。」

これはなかなか出来るものではなく、だいたい「人にきびしく自分にやさしく」の人が多いです。

この言葉は卒業式にも校長から生徒に贈る言葉としても使われることが多いです。

是非、御理解いただき役立てて下さい。

 

 

正岡子規の俳句に

故郷(ふるさと)や どちらを見ても 山笑う

があります。病床の子規が故郷の松山の春を想って詠んだ俳句です。

「春が来たなあ・・・、今頃、松山は草木が芽吹いて山々が明るくにこやかに笑っているだろうなあ・・・」という意味です。

「山笑う」は春の、夏は「山滴る」、秋は「山粧う」、冬は「山眠る」が季語です。

子規は最後の7年間、東京の根岸で結核の闘病生活をしました。病で苦しみながらも俳句の創作は続けました。

誰でも故郷を想う時、懐かしさで胸がいっぱいになり心身が癒されるのではないでしょうか。

故郷(ふるさと)は良いものです。

 

 

 

 

3月8日(土)の午後に、伊予郡松前町にある福徳泉公園を訪ねてみた。

ホームページで検索すると「泉や川への理解と啓蒙を深めるために治水、利水、親水の働きを遊びを通して体験できる学習型施設の公園」とある。

まずは、前回のひょこたん池公園同様、すごく透明度の高いきれいな池に鯉がたくさん泳いでいた。水の湧き出る松前町である。水には事欠かない。子供用の遊具やベンチ、広場などもあり、またトイレも完備されていて、子供連れにはもってこいである。また多くの鴨や亀もいて癒し度抜群であった。お花見時は盛況だろうなと感じました。3月なので、梅やホトケノザ等も観察出来た。

また所々に魚や植物の絵が設置してあって、名前入りで分かりやすかった。

また4月、桜の季節に訪れたいものです。