ゴルゴ13
大昔にブログで書いたことがあるが「ビッグコミック」(小学館)で連載中の長寿劇画「ゴルゴ13」が新型コロナの影響を受け、今日、25日の発売号から当面休載となった。
1968年の連載開始以来、休載は初めて。
なんと私が中学生の時から休みなくであるから本当にギネスものである。私の最大の愛読書である。
作者のさいとう・たかをさん(83才)によると、10人超のスタッフによる分業体制であり、原稿用紙に直接執筆するスタイルを取っている。長時間で密集する環境であることを考慮して、スタッフの健康を守るための英断である。
A級スナイパー・デューク東郷が主人公の劇画で商業誌の連載作品としては最長で総発行部数は2億部を突破しています。
政治家の麻生さんも熱烈なファンですね。
一日も早い再開を願っています。
まさかこんな分野にまで影響が及ぶとは夢にも思いませんでした。
日光浴
コロナウィルスの出現により自粛が続き、特に高齢の方は家に引きこもる人が大半で、色々な弊害を心配する学者が多い。
その中で日光浴の重要性を指摘する学者がいる。
明治国際医療大学の伊藤和憲教授の弁を引用する。
日光浴をすると皮膚を強める意味があり、ビタミンDやセロトニンなどが生成される。特にセロトニンは「うつの物質」とも呼ばれ増やすことがストレスを緩和する効果がある。それと、疲労回復やアンチエイジング効果も期待できる。
御存知のようにビタミンDは不足すると筋肉や骨が弱くなり、小児では、くる病、成人では骨軟化症を引き起こすことは有名です。
ワクチンや治療薬の少ない今、免疫力を高めるために日光浴をすることは非常に重要です。
アメリカでは物の表面に付着した新型コロナウィルスを調査したところ、暗がりではウィルスの半減に6時間かかったのに紫外線の強い太陽光ではわずか2分で半減した、との発表がされています。100%とは言いませんが参考にして下さい。
家に1日中、ジッとするのはやめて他人との接触に注意して30分でも日光浴(散歩です)をして下さい。
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コロナ対策
「接触を8割減らせ」の国の大号令のもと、生活は一変しました。日本はコロナ肺炎の死亡者数の少なさで世界中から絶賛されていますが、同時に毎年の自殺者数がG7の中で最悪なのも心配です。今回も緊急事態宣言の前と後で自殺者数がどう動くかを特に精神科医は心配しています。
ではどうするか?
①者間距離をとって歩け!
②家庭内でもソーシャル・ディスタンスを!
③家を出よう。家族のために!
西浦教授も言ってますが、長いゆっくりしたランニングを者間をとってするのは大事です。当院の高齢患者でも「外に出たらすぐにコロナ菌を吸って死んでしまう」と家に引きこもって寝たきりの人が増えています。今後大きな問題になりそうです。
さて②ですが、今まで適当に家族間の不在があったのが、密着することで不平、不満、愚痴から発して暴言と暴力の応酬が始まることがあります。いわゆる「コロナDV」の本質です。家庭内でも意識的に距離をとって下さい。少々、よそよそしい関係を続けて下さい。
だから③の考え方も、時には必要だと思います。
時は繰り返す
毎年、インフルエンザ講演の司会をさせていただいています。
2年前の講演で「今年はスペイン風邪から100年になります。」と述べて「どうか予感が当りませんように。」と付け加えた。
知らない人が多いので詳しく話してみます。1918年、3月にインフルエンザの一種のスペイン風邪が米国から始まりパンデミックとなりました。最初は感染力はさほど強くなく今のコロナウィルスに比べると感染スピードは、はるかに遅いものでした。当時も今と一緒でマスクをし、学校も会社も閉鎖しました。
同年秋に第2波、翌年1919年に第3波が来ました。ウィルスが異変、強毒化し多くの患者が重症化。症状が出てから数時間~数日以内に多くの患者が死亡した、とあります。世界人口の1.5%が死亡。その多くが若い20才代だったと。
そして悪いことが続きます。1923年には関東大震災、1930年には世界大恐慌、1939年に第2次世界大戦と。
どうか今回のコロナウィルス騒動が「歴史は繰り返す」にならないことを祈るのみです。
今回はうつ気分になる内容でしたが、何事も真実を知っておくことは次の備えになります。終息を祈っています。
マスク
コロナ対策でマスクの不足が続いている。
1部では品質が悪い上に、ぼったくりの値段を取る悪徳商法も流行っている。
さて私の郷里、今治はタオル産地であるが、マスク生産への参入や増産の動きが広がっている。色々な会社がある今治だが、綿を素材とした長方形型のものや、ベビー用品の生産技術を生かした縫い目のない立体型マスクなど今治ならではのマスクが登場してきた。
確かにコロナ感染の影響で本来のタオル産業が前年に比べ1~2割、減少していたのを補うことも期待されている。
もちろん今後ずっとマスクで収益をカバーしていけるとは思わないが、コロナ収束までのつなぎとして、また、そこから新しい機能やデザインを持ったマスクが生まれてくることも期待しています。
焦り
人間という動物は「焦り」を感じる生き物である。
試験でも早く勉強していればいいものを、さぼっているから当日に間に合わず焦る。
古くはゲーテがこんなことを言っている。
「焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔をつくる」。
その他、多くの言葉も残している。ニッポン流に言うと「急(せ)いては事を仕損じる」。
大文豪のゲーテも現代の我々も同じ戒めを胸に抱いている。
例えばキャッシュレス決済に遅れまいと焦って不正アクセスの標的にされて多くの被害に遭った事件等もそうである。
とに角、後悔が新しい後悔をつくらないよう、焦りは禁物である。
(追伸 その1)
「焦る」ときは、ゆったりとした環境に身を置くことです。
子供と遊ぶのも俗世を忘れますよ。
まりかも幼稚園に行くようになって成長(?)した感じがします。
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(追伸 その2)
新型コロナ問題で、世界で行われている医療従事者に感謝の敬意と気持ちを表すライトアップ運動が日本でも始まりました。(青色)。
松山城も4/27~5/6まで19:00~23:00の間、ライトアップしています。
東京の長男(医師)に写メールを送ったら早速、返信メールが届きました。全国で行われています。
5月6日まで皆さん、祈りましょう。
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カティサーク
1923年に発売された「カティサーク」ウィスキー。
緑のボトルに山吹色のラベルが映えるスコッチウィスキーは酒好きな人なら誰でも知っています。80年代に独特のCMが流れました。懐かしむファンも多いかと思います。
このウィスキーは紅茶をアジアからイギリスに運ぶティークリッパー(高速帆船)の「カティサーク号」が名前の由来です。この帆船は今はロンドン郊外のグリニッジに保存展示されています。
ライトでスムースな味わいで、1960年当時は全米シェアNO1にまで人気化しました。
そのため時代を表す小道具としてアメリカでさまざまな映画やドラマにカティサークが登場しました。例えば60年代のニューヨークの広告マンが活躍するテレビドラマシリーズ「マッドメン」(2007年)でも当時の世相が反映するアイテムとして登場します。
ケネディ暗殺により大統領に昇格したリンドン・ジョンソン副大統領は史実としてカティサークを愛飲していました。
アメリカにとって自国のウィスキーであるバーボンは「力強さ・伝統・南部・保守的」なイメージがありますが、カティサークは「ライト・革新性・都会感・スタイリッシュさ」があります。
皆さん、1度、カティサークのハイボールや水割りを楽しんでみて下さい。
超新星
前に(1月20日号)でオリオン座のベテルギウスが超新星爆発を起こしそうだ、と書きました。
「超新星」というと新しい星の誕生のようですが事実は真逆で星の最後、つまり「死」なのです。
今回は4月19日の日経新聞の坂井修一さん(歌人)の論文から引用してみます。
ベテルギウスは和名「平家星」。この星が赤い色をしていることから、平家の赤旗にちなんでつけられた名です。大空の平家も本家同様、盛者必衰の理に従って滅びようとしています。
さて太陽よりずっと重い星は年を取ると、ふつうに光っていることができなくなり大爆発を起こす。このとき宇宙に光をまき散らすので離れたところから見ると新しい星が誕生したように見えるのです。
中でも大規模なのを「超新星」と言います。
これは100年に1度あるそうで長生きすると一生に1回くらい見られそう、との事。
月と同じくらい明るい星が昼の空に突然出現するそうです。
さて、ベテルギウスはどうなるでしょうか?