雑草という草はない
私達の身近には多くの植物が生育していますが、名前を知らないものも多いです。
日本の植物学の父とされる牧野富太郎博士は「雑草という草はない」という言葉を残しており、「雑草」や「雑木林」といった表現を好まなかったようです。
人の名前をきちんとフルネームで呼ぶように木も松、杉、楓(かえで)と固有名詞で呼ぶべきだと言っています。
人間も一見、雑草と思われる植物の恩恵に与(あず)かっているはずです。
私たちの社会も多くの人がそれぞれの役割を担(にな)い、社会という組織が機能しています。
「雑草という仕事はない」と心得て日々の業務に当たりたいものです。
9月21日に福山雅治のヒット映画、ブラック・ショーマンを観てきた。
東野圭吾の小説の映画化はどれも面白い。今回、マジシャン役の神尾武史(福山雅治)が色々の事件やトラブルをマジシャンのスキルや洞察力で手段を択ばず解決していく。有村架純も素敵な役を演じていました。
何と言っても福山さんのマジックの手技は是非、劇場で見て下さい。相当な訓練をされたと思います。
お裾分け
長年、開業医をしていると、よく中年女性から「これ、料理をしてみたけど、先生食べませんか?」「これ、うちの畑で取れたものですが食べてください」と色々なものをいただきます。
こういう方は決してお金持ちという訳ではありませんが、人に差し入れるという行為のすばらしさが生まれつきか、親の仕草を見て育った人だと思われます。
何でも自分の懐へ入れようとする人とお裾分けする人に分かれます。
嬉しそうに皆に分けている方を見ると周囲の人も「頂いた物と共に幸せな気持ちも同時に受け取った気分」になれると言います。
そういう方は人にお裾分けすること、そのものが喜びであり、相手の喜ぶ顔を見るのが嬉しいのです。
是非、この行為は皆さん、身につけて下さい。
天気が曇りがちだったため、9月20日(土)は道後公園の湯築山に登った。70mほどの標高だが秋風が心地よく、松山市を眼下に見渡せた。とても涼しかった。
植物は早くも秋に備えて紅葉の準備が始まっていた。順に「葛の花」「ヤマボウシ」「ハゼノキ」あとは美しく咲き誇る「スイレン」。
降りたあとは毎年恒例の「まめ楽」でかき氷のイチゴをいただいた。とても美味しいかき氷である。今回は大将と一緒に写真も撮らせていただいた。
その後、時間があったので総合公園の椿園で芙蓉の花が美しく咲いていた。芙蓉の花言葉は「しとやかな恋人」です。本当に上品で美しい花でした。
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秋刀魚(さんま)
小津安二郎の遺作「秋刀魚の味」に信州で想を練りながら、「よく食した」とある。
「湯川で買って来てもらった秋刀魚、なかなかうまし」「朝食、また秋刀魚にて少々あきる」と日記に綴っている。秋刀魚はありふれた日常のモチーフで晩秋を迎えた人生の孤独が描かれている。
私はこの数年食べていなかったが、今年は夕食で食べることが出来た。豊漁のおかげである。大根おろしやへべすをたらしながら食べたサンマは懐かしさで、うなずく味であった。
米国の変質をみるまでもなく、近ごろ、あたり前のものが失われてゆく怖さを感じることが多い。
秋刀魚もそうだが、マルハニチロが養殖に成功したと聞き、嬉しくなった。その技術を支えるのが世界初の飼育を実現したアクアマリンふくしま。ありふれた種の飼育技術を誇る異色の水族館である。
出来ればあたり前のものがあたり前に食することが続いて欲しい今日この頃である。
灯火親しむべし
興居島
9月6日に興居島に行ってみた。15分で由良港に着き、今回は目標地を ①琴引鼻 ②恋人峠 ③Beer farmと定めた。
①琴引鼻は外国のような、すばらしい海の色であった。
②恋人峠は、映画やTVのロケ地としても人気で芸能人も多く訪れる絶景スポットであった。また天候を選んで行った甲斐があって松山市街、特に松山城まできれいに見えた。
③Beer farmは、築150年の古民家をリノベーションして作られた。クラフトビールを6本まとめて買った。店ではテーブルで飲んでいる人も多かった。
①~③を終えて「島の駅 ごごしま」で美味しいソフトクリームも買ったが、とても美味しかった。
毎年、相子ヶ浜に海水浴に行っていたが、コロナになって行かずじまいである。
皆さんも是非、近くて見どころの多い興居島へ行ってみて下さい。
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(追伸)
9月15日は「敬老の日」でした。
高齢者を祝う日ですが「敬老」の定義の日は定まっていません。
「孫の誕生」「退職したら」とか「70才、80才という節目の年齢」とか。
いずれにしても今の日本を支えてきたのは、現在の60才以上の高齢者であることに間違いはありません。どうか尊敬の念で接して下さい。
敬老の日
9月15日は「敬老の日」です。
多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し長寿を祝うことが目的で制定されました。
30年前と比べて老人の比率はぐーんと増えました。また医学の進歩により、外来を見ていても「元気な老人」が増えてきました。年長者を敬い、健康を願う祝日や行事は日本だけでなくアメリカや中国、韓国などの国でも設けられています。
「老」という文字には人が年を重ねることや古くなるという意味がありますが「老師」のように優れた禅の指導者といった相手を敬うという意味もあります。家族に高齢者がいれば経験や体験を尋ねて生活の知恵を学んで下さい。
家や企業を支えてきた高齢者に礼節を重んじた対応を心がけて下さい。
敬老の日にちなんで、今度は競馬ファンにも耳よりのお話をします。
夏競馬も終わり、9月第2週からは秋競馬のシーズンが始まります。
JRA創立記念日は9月16日で、敬老の日の3連休(9月13~15日)はシニアファンには色々な特典が並んでいます。
例えばシニアファンが15日に競馬場やウィンズに足を運ぶと「首掛けBIGルーペとお馬のタオルセット」がプレゼントされる。猛暑の中、うちわを兼ねた大きな虫眼鏡で新聞の細かな文字を読むのに重宝しそうです。その他、中山や地方でもシニアファンへの感謝に力を入れています。
最期にJKAの調査で競輪場に足を運ぶ人の調査では、70才以上が34.5%、60代が25.3%、50代が15.1%で実に50代以上が75%を占めていました。9割が男性です。
重賞レースでは有名な天皇賞や日本ダービー、有馬記念などに我が家は参戦しています。みなさんもいかがですか?筋書きのないドラマは面白いですね。
熊
8月の日経新聞春秋欄からの引用である。
「熊」は冬の季語である。
「ひぐま」も「つきのわぐま」もしかり。ともに森の奥深くで冬眠しているはずなのになぜ、という疑問がわく。古来、巣にこもったクマを狙う「穴狩り」と呼ばれる狩猟法がある。「熊撃てば、さながら大樹倒れけり」(松根東洋城)。この動物をもっとも身近に感じる季節だったのか。貴重な栄養源だったからかもしれない。春や秋には熊の行動を示す表現が多くみられるが、夏の巻には登場しない。人との距離がうかがえる。
最近は、生息エリア以外に中学校、高齢者施設、ゴルフ場、公園・・・人間の生活圏に悠然と出没し、日常を脅かしている。4~7月で人身被害が55人と多い。自治体に抗議の電話が殺到しているが、「殺すな」以外に「絶滅させろ」も。
保護と駆除のはざまで自治体も苦慮しているようだ。
絶景かな
毎日の散歩コースの中で、やはり小高い山から見える景色がすばらしい時には、すごく得をした気分で感動する。
ごくたまに登ってみるとっておきの場所からある日、天候も良くきれいな写真が撮れた。
南に城山、南西に総合公園、そして西に何と言っても夕日に映える瀬戸内海。
海は前にも書いたが夕陽に映える海は何か荘厳な感じがあって感動する。
思わず「瀬戸は日暮れて 夕波小波・・・♪」小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」を口ずさむ。
この歌は1972年に発表されたルミ子の4枚目のシングルで大ヒットした。私は今から50年程前、大学に入った頃にルミ子のファンクラブに入り、ある日曜日に世田谷の砧公園で催されたファンの集いに参加したのを強烈に覚えている。(昭和47年5月21日)年令も私より1つ上のお姉さんである。益々の活躍を祈っています。
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(追伸)
土よう日は熱中症を恐れて衣山シネマに映画を観に行きました。
タイトルは「雪風」。太平洋戦争中に実在した駆逐艦の史実を壮大なスケールで描いていました。ほぼ無傷で終戦を迎えた「雪風」。海に投げ出された仲間達を救助して帰還する姿には胸を打たれました。
竹野内豊や中井貴一など、キャストもすばらしかったです。
熱中症どころか冷房のおかげで、ひざ掛け毛布が役に立ちました。皆様も是非、ご覧下さい。
防災の日
意外に忘れてしまう防災対策。
防災ポーチは皆さん、見直したり、どこにおいてあるか忘れていませんか?
防災の日の今日、もう1度振り返ってみます。
ちょうど日経新聞に8月に記事があったので拝借します。
①命を守る物・・・水筒、予備のペットボトル、携帯食料、寒さや雨を防ぐ防寒シートなど。
②安全を確保する物・・・モバイルバッテリー、携帯ラジオ、両手を空けられるヘッドライト、小銭と千円札。
③衛生面を確保する物・・・ウェットティッシュ、マスク、携帯トイレ。
その他、方位磁石、付せんタイプのメモ帳や油性マジック、家族の携帯番号メモも連絡用に準備したい。
まとめるポーチは中身が見えて出し入れしやすく水に強いもの。そして中身を1年に1回、見直しましょう。
それを今日9月1日にしてみてはいかがでしょうか?






















































